和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」を運営するアワーズ(本社・大阪府松原市)は11日、生命科学に関連した研究や展示を行う博物館「JT生命誌研究館」(大阪府高槻市)と「smile(スマイル)パートナーシップ連携協定」を結んだ。
協定は生命を大切にする社会の創造が目的。アドベンチャーワールドではこの日から来年5月末まで、同園のエントランスドームで昆虫と植物による駆け引きをテーマにした企画展を開いている。来年春には、身近なチョウが訪れる庭園をオープンする予定。
締結式は同園であり、アワーズの中尾建子取締役白浜事業所長と生命誌研究館の永田和宏館長が協定書に署名した。
永田館長は「(アワーズは)目に見えて大きい生き物を扱っているが、われわれは顕微鏡の中でしか見えない生物を多く扱っていてスケールが違う。どういう共通点があるのか模索するのは意味のあることだと思う」と話した。