ガン類の日中の行動を調査し保護へ 宮城・大崎市の市民グループ

宮城県大崎市などの市民でつくるグループが、宮城県北部や岩手県南部でガン類の日中の行動を調査しました。

この調査は、ガン類の保護に役立ててもらおうと市民グループが2005年から行っています。

11日に約20人のメンバーが、大崎市や岩手県一関市の田んぼなど15カ所で、ガン類の種類や数、何を食べているのかなどを調べました。

国や県が行うガン類の調査は、その年の飛来数などを調べますが、市民グループによりますとこうした日中の行動を大規模に調べる調査は他に無いということです。

フライング・ギースプロジェクト斎藤肇プロジェクトリーダー「基礎データを積み重ねることによって、どういった傾向があるかというのが多分分かっててくると思います」

これまでの調査で、地球温暖化がガン類の行動にも影響を与えている傾向が分かったということです。

日本雁を保護する会呉地正行会長「より北の方に偏ったり北への移動が速くなったり、明らかに冬は暖かくなってたということをガンたちが行動で示してというのが見えてくるんですね」

今シーズンの調査結果は、2023年3月に報告書にまとめられます。

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