完全新作「イチケイのカラス スペシャル」に北村一輝、中村アン、堀田真由、髙橋優斗らが出演

フジテレビ系では2023年1月14日に土曜プレミアム・映画公開記念「イチケイのカラス スペシャル」(午後9:00)を放送。主演の竹野内豊のほか、黒木華、小日向文世ら「イチケイのカラス」のレギュラーメンバーに加え、北村一輝、中村アン、堀田真由、吉沢悠、髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宮世琉弥、渡邉美穂、戸塚純貴がゲスト出演する。

「イチケイのカラス」は、東京地方裁判所第3支部第1刑事部(通称・イチケイ)の型破りな刑事裁判官・入間みちお(竹野内)と、みちおに振り回されながらも真実をつかもうと奔走する坂間千鶴(黒木)らイチケイメンバーの活躍を描く物語。「モーニング」(講談社)で連載された同名コミックが原作で、2021年4月クールに連続ドラマとして放送され、23年1月13日に劇場版が公開される。

完全新作となる今回のスペシャル版では、みちおがイチケイから異動になって1年後の熊本が舞台。熊本地裁第2支部で精力的に裁判を行うみちおのもとに、ヤンキーグループの決闘の仲裁に入った青年・諏訪遙人(髙橋)が殴られ、意識不明の重体となった傷害事件が起訴される。加害者と推定された内田亘(嘉島陸)は、全面的に罪状を認めており、執行猶予付きの判決で収束する事件のように思われた。しかし、調査を進めると、不審な点がいくつか見つかる。さらに、警察の取り調べの際、内田は容疑を否認していたという。なぜ内田は証言を変えたのか? 疑問に思ったみちおは、職権発動して捜査を開始する。

一方、東京では、イチケイの部長裁判官・駒沢義男(小日向)が、“代理お家騒動裁判”と世間から注目を集める大企業「星積ホールディングス」の社員同士の傷害事件を審議していた。社員たちは、次期社長候補の派閥にそれぞれ属していて、代理戦争の様相を呈していた。対立しているのは、大藪重之(北村)と嶋津奈都子(中村)。奈都子の部下・丹羽昭久(吉沢)らはとにかく裁判を早く終わらせようとする。

捜査を進めていく中で、ある場所で鉢合わせるみちおと駒沢。みちおは内田の弁護人を務める吉塚悟(小柳友)と検察官・木内真菜(向里祐香)と、駒沢はみちおの弁護士時代の同僚で丹羽の弁護人を務める青山瑞希(板谷由夏)の部下で若手刑事弁護士・佐倉朝子(堀田)と書記官・岡林保(戸塚)らと現れる。

みちおが担当する“熊本・ヤンキーの決闘”と、駒沢が担当する“東京・大企業の代理お家騒動”。全くスケールの違う二つのけんか事件の接点が浮かび上がる。

「星積ホールディングス」の次期社長候補の役員・大藪を演じる北村は「リーガルドラマで小日向さんと、久しぶりにご一緒できることを楽しみにしていました。大藪には彼なりの正義があっての行動だという点を意識していました。新春に皆さんで楽しくご覧いただければと思います」とアピール。

大藪のライバル・奈都子を演じる中村は「『イチケイのカラス』の世界に入れていただけるなんて!と、すごくうれしかったです。難しい法律用語にドキドキしながらチャレンジさせていただきました。起承転結がテンポよく描かれていて、奈都子が背負っているものを、どのように表現したらよいのだろうかと考えながら読みました。非常に難しかったのですが、“人を思う気持ち” を大切に演じました」と報告している。

青山法律事務所の若手刑事弁護士・朝子役の堀田は「シリーズ化されている本作にスペシャルドラマから参加させていただけること、とてもうれしく思います。一視聴者として作品を拝見していたので自らの足で法廷に立った時は高揚感と緊張感で胸がいっぱいでした」と明かし、「弁護士になって3年目の朝子は刑事弁護の現実を知り、受け入れながら被告人と向き合う日々。しかし、駒沢裁判官をはじめとする大切な出会いから仕事に対する考え方がゆっくりと変わっていきます。弁護士として彼女がどのように成長していくのかその過程をしっかり出したいなと思いながら演じました」と役作りに触れた。

さらに、山崎育三郎主演の「イチケイのカラス~井出伊織、愛の記録~」(23年1月9日深夜0:55、10~12日深夜0:25、13日深夜0:55。関東ローカル)をオンエア。因縁の男・みちおが熊本に転勤になった2年後、正義感の強いクールなエリート検事・井出伊織の日常を描いていくスピンオフドラマになる。

学生時代から勉学もスポーツもマルチにこなし、司法試験でもトップクラスの成績を収めたミスターパーフェクト・井出。しかし2年前、東京地検第3支部への転勤によって人生最大のピンチに陥る。その根源はみちお。検事サイドの不手際を見抜かれる公判、頻繁に発動される職権調査、それによって増える残業の毎日…。挙句の果てにみちおに感化された井出は、検察内部の腐敗を告発という大活躍までしてしまう。

やがてみちおは熊本に異動になり、井出は“入間みちおを乗り切った史上初の検事”として評価を上げた。その一方で、上層部に歯向かった歴史も消えずに残ってしまったが、井出は腐らず、“特捜への異動”という目標をかなえるべく、懸命に働くことを決意する。

異動の季節となり、みちおは岡山地裁秋名支部に部長として異動することに。すると、みちおのうわさを聞きつけた岡山地裁秋名支部の裁判官・赤城公子(西野七瀬)や土井潤(柄本時生)、そしてみちお本人もそれぞれイチケイに相談に現れる。果たして、井出はみちおの呪縛から逃れ、特捜への道を切り開くことができるのか!?

© 株式会社東京ニュース通信社