コロナ禍に物価高 学生に食料品配布 近畿大学広島キャンパス

コロナ禍や物価高の影響で経済的に困っている学生を支援しようと、広島・東広島市にある大学で食料品が無料で配られました。

近畿大学広島キャンパスです。学内のホールには、同窓会から寄付された食料品が並び、学生たちが順番に受け取っていきます。

列に並んでいた工学部2年の中西悠夢さんです。香川県から広島へやってきて、1人暮らしをしています。

工学部 2年 中西悠夢さん
「自炊などがたいへん。どんな食品が安いか、金銭的に考えたりしないといけない」

中西さんは、ごはんやレトルトカレーなど多くの食品を受け取ることができました。

中西悠夢さん
「1人暮らしはたいへんなところもあるので、(これからも)支援していってほしいなと個人的に思います」

学生たちに配られた食料品セットはおよそ3000円分で、広島キャンパスでは650セットが用意されました。

食料品を受け取った学生たち
「1人暮らしでは食べないような缶詰の中身とかあったから、そういうのが食べられてうれしいです」

「アルバイトに最近、あんまり入れてなくて、ちょっとお金がないので助かります」

近畿大学学園 校友部 水谷孝徳さん
「大学生がうれしそうに取ってくれるので、こういった取り組みをどんどんして、もっと大学生の母校愛をもっと強めていけたら」

近畿大学は、今月、大阪や奈良など9つのキャンパスであわせて5000人に食料品を配布する予定です。

© 株式会社中国放送