社会課題探し記事切り抜き 宮日会が特別授業

新聞記事を使ってSDGsのワークショップに取り組む親子

 「持続可能な開発目標(SDGs)」の理解促進に向けて新聞を役立ててほしいと、宮崎日日新聞の販売所でつくる宮日会・宮崎支部は11日、宮崎市の宮日会館で親子体験型特別授業「SDGsってなに?」を開いた。県内の中学生と保護者7組14人が参加。講義やワークショップを通じて、SDGsについて学んだ。
 SDGsの普及啓発に取り組む「シンク・オブ・アザーズ」(日向市)の難波裕扶子さんが講師を務めた。難波さんが、環境破壊や人権侵害が世界規模で広がっている現状など、SDGsが重要視される背景を話した後、参加者はワークショップで新聞の切り抜きを実践。在宅診療や増税など関心のある記事をピックアップし、専用シートに開発目標との関連性や意見などを書き込んでいった。
 国富町・本庄中1年の中岡真里さん(13)は「SDGsに関して詳しく知らなかったが、新聞記事に触れることで関心が高まった。(SDGsが掲げる)17の目標達成に向けて小さなことから行動に移したい」と話していた。

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