ワサビ栽培の発祥の地として知られる静岡市葵区有東木に、静岡市の中山間地「オクシズ」の活性化を目的にした新たなトンネルの建設が始まります。
静岡市街地と梅ヶ島温泉を結ぶ唯一の幹線道路、梅ヶ島温泉昭和線は道が狭く、車のすれ違いが困難で、災害時には、斜面の崩落によって通行止めになることが問題になっています。
静岡市はその問題を解決し、梅ヶ島地区などの「オクシズ」の活性化を目的に、しずてつジャストラインの大和田バス停の近くに長さ275m、幅7mの片側1車線のトンネルを新たに建設します。
12月12日、工事開始に先立ち行われた安全祈願祭と起工式には、静岡市の田辺信宏市長や市議会議員、工事を請け負う建設会社、地元の自治会長など約50人が参加しました。このトンネルは、静岡市が政令指定都市になってから建設した3本目のトンネルで、2025年3月に開通する予定です。