G7広島サミットに向けて県内の高校生が制作したカウントダウンボードがついに完成し、11日に広島空港に設置されました。
広島の〝空の玄関口〟でお披露目されたのはサミット開催までの残り日数を示すカウントダウンボード。
作ったのは県立広島工業高校の生徒です。
県立広島工業高校 下宮徳真さん「(輪になっている)14羽のハトは2羽1組で考えると7組になり、G7に合わせていて、(側面の)波の模様は上に行くにつれて少しずつ変化しハトに変形します」
平和の象徴〝ハト〟や瀬戸内海の波、3本の矢にちなんで形を三角形にするなど広島らしいデザインにこだわっています。
カウントダウンボード作りが始まったのは、10月下旬。
デザインを設計した3年生の下宮さんを中心に放課後に集まり、デザインについて意見を出し合いました。
カウントダウンボードを作る中で被爆地・広島でサミットが開催される意味について考えるようになった生徒も。
県立広島工業高校 高場匠真さん「平和の象徴である白いハトなどをアピールしながら、もう一度世界中の人に平和についてもう一回考えてもらいたい」
5つの学科の生徒たちがアイディアを出し合い、1カ月半かけて作ったカウントダウンボード。
来年5月のサミット開催に向けて機運を高めます。
県立広島工業高校 下宮徳真さん「自分の設計したものが形になって、すごく達成感を感じています。サミットは自分と遠い感覚になっていて、(広島で開催する)実感がわかなかったんですが、このカウントダウンボードを通してサミットに少しでも興味を持っていただければと思います」