接種後死亡、20代救済を初認定 コロナワクチン、計15人に

新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 厚生労働省の感染症・予防接種審査分科会は12日、新型コロナウイルスワクチンの接種後の死亡事例について、新たに20~90代の男女5人の死亡一時金請求を認めた。20代の認定は初めて。予防接種健康被害救済制度で同ワクチン死亡事例が救済認定されたのは計15人となった。

 厚労省によると、認定したのは接種時26歳でくも膜下出血などの女性。死亡原因の疾病に関連する基礎疾患や既往症はなかった。他に認定されたのは脳梗塞や急性冠症候群などで死亡した男女で、いずれも高血圧などの基礎疾患があった。

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