今一番熱いチーム!モロッコ代表「歴史上最高のベスト11」

先日行われたFIFAワールドカップ・カタール2022の準々決勝でポルトガルを撃破し、アフリカの国として初のベスト4に進出したモロッコ代表。

アフリカ大陸では長く有力なチームの一つとして上位を争ってきたチームであるが、これほどまでに話題を集めたのはおそらく歴史上初めてであろう。

今回は、そのモロッコ代表から「歴史上最高のベストイレブン」をリストアップした。

GK:エザキ・バドゥ

代表:118cap / 0ゴール

ヤシヌ・ブヌも捨てがたいところだが、2006年に「最も優れたアフリカ人選手」TOP200に入ったレジェンドがやはりベストになるだろう。19歳から34歳までモロッコ代表で活躍し、引退後にはすぐに監督に転身。数多くのクラブを率いている。

右SB:アシュラフ・ハキミ

代表:59cap / 8ゴール

これまで様々な名選手はいるが、まだ24歳のアシュラフ・ハキミを超える実績を持つ者はいない。すでに59試合に出場して8ゴールを決め、2度のワールドカップに出場した。ここに選ばれて当然の存在だ。

CB:メディ・ベナティア

代表:66cap / 2ゴール

モロッコ人の父とアルジェリア人の母を持ち、フランスで生まれたベナティア。2009年に代表を鞍替えし、それから10年にわたってチームを支える中心選手として活躍した。ロマン・サイスも捨てがたいが…。

CB:ヌルディン・ナイベト

代表:115cap / 4ゴール

モロッコ最高のディフェンダーといえば当然ヌルディン・ナイベトだ。90年代に欧州で活躍した数少ない選手の一人で、あの「スーペル・デポル」の一員としてリーガ優勝にも貢献している。

左SB:アブドゥルカリーム・アル・ハドリウィ

代表:72cap / 4ゴール

1992年のオリンピックと、1994年と1998年のワールドカップに出場。欧州でもベンフィカやAZアルクマール、シャルルロワなどで活躍した伝説的な左サイドバックだ。

DMF:ユースフ・サフリ

代表:77cap / 9ゴール

モロッコの守備的MFといえばイングランドで長く活躍したユースフ・サフリ。コヴェントリー・シティやノリッジ・シティ、サウサンプトンでプレーし、そのタックル能力とボール裁きで知られた名選手だ。

AMF:ムスタファ・ハッジ

代表:63cap / 12ゴール

モロッコにはこれまで数多くの素晴らしい攻撃的MFが生まれてきたが、その中でもムスタファ・ハッジほど愛された選手はいないだろう。ナンシーやデポルティーボ・ラ・コルーニャ、コヴェントリー・シティで活躍し、1998年のアフリカ最優秀選手賞に選ばれた。モロッコ人としては歴史上4人しかいない貴重な存在だ。

AMF:アブドゥルマージド・ドルミー

代表:76cap / 2ゴール

ムスタファ・ハッジの弟ユースフやアフリカ最優秀選手賞を獲得したムハンマド・ティムミなどとも迷ったが、悲運の伝説MFドルミーを選出した。ラジャ・カサブランカで長く活躍した彼は、小柄ながら高いドリブル技術とゲームメイクを武器に「マエストロ」の異名を取ったが、その一方非常にシャイな性格で生涯インタビューを受けなかった。

FW:ハキム・ジヤシュ

代表:48cap / 19ゴール

まだ現役選手であるが、すでにこのリストに入るべき存在だ。その素晴らしいゲームメイクとアイデア、そしてストライカー以上の得点力。まさに今回のワールドカップでの成功に欠かせない存在であった。

FW:サラーヘディン・バシール

代表:59試合 / 27ゴール

1998年のワールドカップで1試合2ゴールを決めたことがあるモロッコ人ストライカー。代表では1994年から2002年の間に59試合でプレーし27ゴールを奪取。

FW:アハマド・ファラス

代表:94cap / 36ゴール

[__【写真】日本代表、W杯に出場した「高校サッカー部出身最強ベストイレブン」__](http://qoly.jp/feed/ https://qoly.jp/2022/10/07/japan-nt-wc-best-11-hssc-iks-1)

モロッコの歴史上最高のストライカーとして議論の余地はない存在。まだまだエン・ネシリも及ばない実績を持っており、1975年にはアフリカ最優秀選手賞も獲得、同国の最多得点記録も保持している。2006年には「過去50年間で最も優れたアフリカ人選手200名」の中にも選ばれている。

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