こんにちは。キャンプ系YouTuber FUKUです。今回はコンパクトなキャンプギアの特集になります。コンパクトなのに使えそうだなっていうキャンプ用品が結構好きでちょくちょく買ってしまうのですが、今日は最近購入したものたちをご紹介していきましょう。
コンパクトギア【1】サーマレスト ピローケース
まずはこちら。サーマレストのピローケースです。
肌触りがいいピローケース
こんな小さい枕?と思われたかもしれませんが、よく見ると枕ケースです。
重さが65gしかない。こんなにコンパクトですが、広げると枕カバーですね。
ただかなり軽いのにそんなペラペラの薄い生地ではありません。
頭を乗せる用途なだけあって、肌触りがとても気持ちいい。
着てない予備の衣類等を詰め込んで枕にするというものです。
軽い割にしっかりした感じのケースなので、そもそも着替えなどを入れていくケースとして使っても良さそうですね。
スペック情報はこちら
サーマレスト ピローケース
- 素材:起毛ポリエステル
- 重量:65g
- サイズ:36×43cm
- Amazon価格:1,980円
実際に使用してみます
筆者のパジャマを適当に詰め込んでちょっと慣らして置きます。
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割とちゃんと枕っぽくなりました。本物の枕には負けるものの、生地がとても気持ちがいいので枕としての使い心地は良いです。
今回はたまたまスウェットの上下を入れたので比較的クッション性があるのかもしれませんが、硬い衣類だけを詰め込んだらまた寝心地というのは変わるかもしれません。
ただこれはやっぱり生地の質感が大きいと思います。
ケースがないので、これ自体をケースにして着替えやタオルなどを入れて持っていき、現地で枕にするという使い方がいいかもしれませんね。
本体の重さは56.4g。パッケージにゴムバンドが付いていたのでまとめてもいいかもしれません。
バンドを入れても61gですね。
キャンプ用の枕はスポンジが入っているものからインフレーターやエア式など色々ありますが、こういう選択肢も面白いかなと思いました。
コンパクトギア【2】コフラン ホールディングストーブ
続いてはコフランのホールディングストーブです。
コンパクトなコンロ
パッケージの燃料は固形燃料かなと思いますが、畳むと薄くなるそうです。
そんなに軽いわけではありませんがコンパクト性はあってレトロな見た目をしているので買ってしまいました。
てっきりグレーがかったシルバーかと思いましたが黒でした。
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個人的にはメッキ仕上げの方が良かったけど、まあでも薄型で結構頑丈そうです。
組み立てます。
ちゃんと囲われていて、でも空気が入っていく入り口もあり、反対側は扉になっています。
やはりどことなくレトロな感じを醸し出していますね。
スペック情報はこちらから
コフラン ホールディングストーブ
- 組み立てサイズ(縦x横x高さ):約16.5x16.5x13cm
- 収納サイズ(縦x横x厚み):約16.5x16.5x1cm
- 重量:約380g
- 材質:合金鋼
- Amazon価格:1,980円
実際に使ってみます
パッケージの写真にあるような固形燃料はないのでファイヤーメイトとかいいかなって思いましたが、奥行きがなくて入らないのでアルコールストーブを入れてみましょう。
下のお皿の部分に収まって、ちゃんとコンロっぽくなりますね。
五徳の具合を確かめるために上を塞ぐほど大きな900mlのケトルを置いてみると、これはケトルやフライパンなんかを乗せてもちゃんと使えそうですね。
一応前が開くので火力調整はできますが、熱でちょっと焦げてしまいました。
固形燃料の方が使いやすそうには思いますけどアルコールストーブは火力調整しながら気をつけてという感じですね。
薪なんかの自然燃料系は厳しいんじゃないかなと思います。
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工夫すればいろいろ遊びがあるんじゃないかなと思いました。
大きさは17cm四方で一番厚みがあるところで2cm弱くらい。重さは378gでした。
コンパクトギア【3】コフラン パックアックス
続いても同じメーカーのコフランですが、パックアックスという小ぶりな手斧が売ってました。
コンパクトな手斧
結構本格的に見えるのでどんなもんかなと思って買ってみたんですけど、出してみます。
ちょっと汚れていますね。
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ユニフレームの燕三条の斧ですが、この両者似てませんか?サイズ感が近くて重さも近い感じがするなぁ。
ユニフレームが447gに対してコフランのパックアックスは402gと少し軽い。
サイズ感が近いとはいえ、合わせてみるとわずかに小さいですね。
厚みはほぼ一緒です。ただ枝を折る機構が付いていない。
ケースが付いてました。しまいやすいですね。
サテンメッキって書いてあってザラッとした感じのメッキかなと思いますけど、鋼材は炭素鋼。
慣れてるからかユニフレームの方がさらに持ちやすい感じがします。でもパックアックスも全然悪くない。
あと比べると価格がちょっと安いですね。
このサイズの手斧はそんな太い広葉樹とかをパンと割るような用途ではないので、比較的小さな薪を割ったり、針葉樹を細かくして焚き付けを作ったりという用途に向いてるんじゃないでしょうか。
スペック情報はこちら
コフラン パックアックス
- 製品サイズ:25 x 9.5 x 2 cm
- 商品の重量:400g
- ブレードの材質:ステンレス鋼
- Amazon価格:3,000円
実際に使用してみましょう。
それでは割ってみましょうか。
硬い広葉樹の薪です。
やっぱり重さがユニフレームに近いくらいあるので、小ぶりな薪なら割ることはできます。
あとは針葉樹で焚き付けを作ってみます。
横にして割ることもできます。
ユニフレームだと削ったりもできますが、パックアックスはよく研がないと無理でしょうね。
あとはユニフレームと比べてもう一回り小さいっていうことも用途によってはメリットになるかもしれません。
ただ反面刃もついてて枝を折る機構もあって、ものとしてはユニフレームの方がいいんじゃないかと思うところもありますが、そこはお値段相応なところもあるかと思います。
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3000円というそこそこお手頃な価格でこのサイズの薪割り斧は面白いんじゃないかなと思いました。
コンパクトギア【4】ハイランダー ミニタープ
続いてはハイランダーのコンパクトなミニタープです。
とてもコンパクトになるミニタープ
すごく小さいんですよね。
説明書が入ってて、あと中身はタープだけなのでペグもロープもありませんでした。
このサイズならザックや収納ケースの片隅に入れておけますよね。
重さが383gとやはり軽い。
これタープとして広げると290×170cmということで小さめですが、張り方によっては結構使えるんじゃないかなと思っています。
ちょっと出してみますけど、生地としてはこんな感じです。裏はシルバーコーティングです。
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見てみると大体思っていたような感じでした。
ポリエステル製で耐水圧は2000mlということなので防水加工もされてます。
価格が安めなのもいいですよね。ただこういうミニタープって一番安いのだとキャンドゥに550円のミニタープっていうのがあるんですけど、あれが一番安いと思うんですが、私はまだお店で出会ったことがありません。
あとキャンドゥのタープは200×150cm。
このハイランダーよりもさらに小さくてハトメ穴も4カ所みたいなのでこれはまた用途が違ってくるかもしれません。
あと今のところミニマムなタープで最高だなと思ってるのはモンベルのLWタープです。
収納サイズ見比べるとハイランダーと同じように見えますが、重さは実測で270gしかありません。
なのに広げてみるとサイズは220×280cmもあって、実際に使ってる時は今回のハイランダーミニタープよりもかなり広いんですよ。
さらに軽さがとんでもない性能のモンベルのタープですが、秘密は生地が20デニールという超極薄のバリスティックナイロンというのを使用してるからです。
一言で言うと超薄いのに強度がある特殊な生地です。
そしてかなり値段が高いというのも特徴です。
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だからこそのこのハイランダーのミニタープはお手軽ミニタープとしては価格も含めると総合的には結構いいんじゃないかなと思っています。
生地が普通のポリエステルですから、このモンベルのタープみたいに超極薄にはできませんし分厚い分重くもなります。
しかし290×170cmっていうのは張り方によってはソロキャンプのタープとしていけるんじゃないかなと思いますし、これだけコンパクトサイズに仕上げて383gっていうのはミニマムキャンプの用途に合ってると思います。
2700円くらいであれば気軽に買えそうな価格帯です。
逆に予算がOKならモンベルをおすすめしますが、そこまで求めてなくても気軽にコンパクトにキャンプがしたい、例えば電車や自転車やバイクで移動する人は荷物が限られるじゃないですか。
それでも持っていけるタープとして考えると、このサイズはありなんじゃないかなと思ってます。
ここまで小さなタープだとペグも細いので全然いけると思うんですよ。
チタンのネイルペグですけど例えばこれが6本だと109gですのでこういうものと組み合わせると コンパクトなキャンプスタイルにタープをプラスしやすくなるんじゃないかなと思います。
スペック情報はこちら
ハイランダー ミニタープ
- サイズ(約):290×175cm
- 収納サイズ(約):18×13×8cm
- 重量(約):386g
- Amazon価格:2,719円
実際に張ってみます
全体の大きさを見てください。こうしてみるとまあまあ大きいですよね。
ハトメがついたループは6箇所あり、タープの中心部にもループがありました。
この短辺が170cmというのはちょっと足りないので、短いロープをつけました。
ペグを打ち込んでいき、ポールを立てます。
Amazonで買ったノーブランドの安いものですが、タープが小さいので16から19mmの細いアルミポールで十分だと思います。
サイズが限られてるので目一杯広げてこのように張ってみると、比較的影が大きく作れるのかなと思いました。
椅子を置いた時のサイズ感としてはこんな感じですね。
ちなみにこのタープ後ろにもループがあるのでロープをかけて引っ張ることもできます。
実際に張ってみるとやっぱりソロキャンプで最低限使える広さはあるなと思いました。
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大人1人と少ない荷物だけだったら張り方によっては雨もしのげそうですし、荷物の制限があってタープを持っていけるかわからないっていう場合にはこういうミニサイズでもあると快適性は全然違うんじゃないかなと思いました。
コンパクトギア【5】EPIガスのチタンプレート113mmと123mm
続いてはEPIガスのチタンプレート113mmと123mmです。
コンパクトで軽いプレート
この数字はそれぞれの直径だと思います。
真ん中にロゴが入ってます。チタン軽いですね。
小さい方が28.6gちょっと大きいのが31.9g。2個合わせて 60.6gですね。
サイズ違いで買うと綺麗に重ねられるということでもっと大きいサイズもあるので、家族やグループで行くときはサイズ違いで揃えるとコンパクトに収まるようです。
同じサイズ同士で重ねると綺麗にまとまらないみたいですが。
普段使うシェラカップなんかとまとめておくのに相性がいいサイズだと思って買ったんですけど、小さい方は中に収まっちゃいますね。
大きい方は下に重ねた方がいいですね。
でも十分コンパクトに持ち運べるし、今までもシェラカップを必要な数だけ重ねて持って行って、こと足りてたので正直なくてもいいですが、ただ見てるとこれはこれでお皿あっても便利かもなと思ってひとまず買ってみました。
小さいながらも色々なサイズのお皿やカップが揃うとメニューが多い時も便利そうです。
まあAPIの製品って比較的安いのもいいと思います。
スペック情報はこちらから
EPAガス チタンプレート
- 材質:チタン
- サイズ:H28×Φ113mm、H28×Φ123mm
- 重量:30g、37g
- Amazon価格:1,200円、1,400円
コンパクトギア【6】ビクトリノックス スイスカードライトT3
続いてはビクトリノックスのスイスカードライトT3という製品です。
カード型のマルチツール
以前からこのビクトリノックスにカード型のマルチツールがあることは知ってたんですけど、最近それが何種類かあることを知ってこのモデルが結構ロマンあるなと思って買ってみました。
大きさはまさしくカードサイズ。重さは26.9gそしてこれを見て一番最初に目がいくのはここにルーペが付いてるんですね。
そしてスイッチをスライドさせるとライトがついてるんですね。
ここに透けて見えるのが電池。取り外しはできるのでボタン電池は普通に売っているので交換は問題なくできます。
ここがドライバーなんです。
絶対普通のドライバーの方が使いやすいんだけど何にもない時にもしも必要になったらこれは心強いんじゃないでしょうか。
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そんな時滅多にないよっていう声が聞こえてきそうですけど、これがマルチツールのロマンなんですよね。
ピンセットと、ボールペンです。
めっちゃ細いのにちゃんとかける。インクがなくなったら終わりだろうな。
もう一つ爪楊枝じゃなくて針。これは無くさないようにしまっておきます。
そしてハサミ。指をかけられるようにしてるところが憎いよね。
硬い厚紙でも簡単に切れます。ビクトリノックスハサミがいいんだよなぁ。
これがナイフ。まあまあ切れるようにはなってます。
これだけのものがたった26.9gのカードの中に収まってるっていうところに、魅力があると思うんですね。
でもナイフ等がついているので日本では普段から携帯して持ち歩くことはできません。アウトドアなどの目的があるときのみです。
だからこれはいざという時のまさしくサバイバルツール。
あとこういうものを高いクオリティで作るっていうのもヴィクトリノックスならではですね。
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実戦で使うのはいつになるのかわかりませんがとりあえず大事に持っておこうと思います。
スペック情報はこちら
ビクトリノックス スライドカードライトT3
- 商品寸法 (長さx幅x高さ):9.1 x 2.6 x 1.7 cm
- 商品重量:26 g
- Amazon価格:3,696円
コンパクトギア【7】ミキ鍛冶屋村 プラントハンターミニ
続いてはなんと超ミニマムなノコギリです。
コンパクトノコギリ
ちゃんとロックもついてて刃の長さは10cm少々あります。
ハンドルは天然木。用途としては枝の剪定なんかに使うようなノコギリですが、実際小ぶりな薪なら問題なく切れると思うんですよね。
ここを押すとロックが外れるので、収納時は13.5cm小さなポシェットとかにも入ります。
なんといっても超軽いんです44.3g。
ノコギリとして小さすぎると思われるかもしれませんが、ユニフレームの燕三条のノコギリと比べると、ユニフレームの方がもっと小さいんですよね。
両者比べてみるとこんな感じです。
ただ用途が枝の剪定ですから、あまりごつい薪をどんどん切るようなものではないし無理をさせると壊れちゃうかもしれませんが多分普通に使うことはできると思うのでやってみましょう。
スペック情報はこちら
ミキ鍛冶屋村 プラントハンターミニ
- サイズ:全長240mm(折りたたみ時/130mm)
- 本体重量:45g
- 刃長:100mm
- 材質:SK5鋼
- Amazon価格:3,109円
実際に使用してみます
ではそんなに硬くない針葉樹を切ってみます。
普通に切れますね。
言われてみれば気持ちユニフレームの方が切れるように感じたけど、そんなに大きな差はないと思います。
やはりこの両者切れ味についてはそこまで差がないように思いました。
ただどちらも小さいので動作が小刻みになるし大きな薪だと辛いというところはあると思いました。
ただこのノコギリみんなにおすすめですとは全然思っていません。
ちゃんとした大きいものが持っていけるならその方がいいし、それよりも荷物減らさないといけないシチュエーションでノコギリは持っていけないかなっていう時にこれだったら持っていけるっていう選択肢になり得ます。
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あくまでもコンパクト装備に向いた小さなノコギリということで、薪も普通に切れていいんじゃないかなと思いました。
コンパクトギア【8】NITEIZE カムジャム
続いてNITEIZEカムジャムという製品です。
がっちりロックができるアウトドアロープ
100円ショップでアウトドア用の荷造り用ロープでいいと思っていましたが、仕組みを見るとすごいと思って買ってしまいました。
2mほどのロープですが、両端にカラビナがついていて色々なところに引っ掛けられるんですが、ここの機構で挟むんです。これでガッチリロック。
引っ張る時は動いてくれるんですよ。戻ろうとすると ガッチリロック。
つまり荷造りにももちろんいいし、あとタープとかでどっか引っ張りたくてテンションかける時ももちろんいいと思うんですけど、引っ掛ける場所が2箇所あれば物を干したりするのにも便利じゃないかなと思うんですよね。
例えば片方を引っ掛けてもう片方をどっかにかけて、たるんでるところをキュッと引っ張ってやるとどれだけでも長さが調節できてしっかりテンションがかけられます。
車にキャリアとか付いてる人はもう一つ支点があれば寝袋とか干したりするロープにできそうだし、ギアで引っかかってるだけだけど相当強度があるんですよね。
ダッチオーブンに装着してみましょうか。これで上に引っ張っていったらどうなるのか。
さすがにこんなに重たいのは持ち上げない方がいいと思うけど、この引っかかりだけでかなりの強度があるようです。
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これは1個持っておくと便利なアイテムなのかなと思いますね。
スペック情報はこちら
NITEIZE カムジャム
- 重量:16g
- 材質:強化プラスチック
- 付属ロープ長さ:2.4m
- Amazon価格:1,073円
FUKUセレクト「2022年秋のコンパクトギア」まとめ
いかがだったでしょうか。
2022年秋のコンパクトキャンプギア購入品8点をご紹介させていただきました。
それぞれに特徴があって結構面白いですよね。
今回紹介した中でも、すぐにメインで使うのは枕とチタンのお皿、このロープもとりあえず持っていくようにしたいですね。
というわけで今日のギア紹介はここまでになります。
ありがとうございました。