【聞かせて】 No.791「吉永 和義さん・令和4年秋の叙勲で旭日双光章を受章」

 11月3日に発表された令和4年度秋の叙勲で「旭日双光章」を受章。50年近く理容店を営みながら、理容業界の振興に努めてきた。「近年は全国的に理容師の高齢化や後継者不足が課題になっている。この受章が、同業者や、これから理容師を目指す人の励みになれば」と話す。

 山口県理容生活衛生同業組合理事長として、県内の学校で出前授業を行う体制を整えるなど、後継者の育成に尽力。さらに、全国理容生活衛生同業組合連合会の常務理事も務め、新型コロナウイルス感染症によって休業する理容店を対象に、休業補償制度を導入した。

 理容業界に身を置く傍ら、山口税務署管内の青色申告会連合会で要職も歴任。「一つの社会貢献だと思うし、他業種との関わりは勉強になる」と語る。

 座右の銘は「温故知新」。

【プロフィル】1951年美祢市生まれの71歳。10代で山口市内の理容店で働き始め、24歳の時に店を引き継いでヨシナガ理容店(山口市中央)を開業。2021年4月、同じ町内に「ヘアーハウスヨシナガ」と店名を改め移転。妻と息子3人で店を切り盛りする。

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