史上初の挑戦! 野村良太の北海道分水嶺縦断に密着したドキュメンタリー

NHK総合では12月30日、北海道・札幌の登山家・野村良太氏の北海道分水嶺縦断の挑戦を追うドキュメンタリー番組「白銀の大縦走~北海道 分水嶺ルート670キロ」(午前7:20)をオンエア。宗谷岬から襟裳岬まで、63日間をかけて670kmを駆け抜ける前人未到の偉業を達成した舞台裏に迫る。NHK BSプレミアムでは2023年1月21日(午後7:30)に放送予定。

北海道の分水嶺ルートとは、道内最北端の宗谷岬から南端の襟裳岬まで、雨水を東西の海に分かつ分水嶺をたどり、北海道を縦断するルートのこと。総延長は670kmにおよぶ。成功すれば史上初という、この北海道分水嶺ルートの連続踏破に、26歳の若き登山家が挑んだ。札幌在住の山岳ガイド・野村氏だ。

きっかけは、自らが生まれた年に刊行された1冊の本。そこには、「いつの日か誰かに、人並みはずれた艱難辛苦(かんなんしんく)に耐える精神力と強靭な体力の持ち主に、挑戦して実現してもらいたい」と記されていた。低温、強風、雪崩や滑落の恐怖、孤独。さまざまな困難に翻弄(ほんろう)される中、野村氏は裸の自分と向き合うことになる。

「この世界で生き抜くだけの力と自信が欲しいのだ。なのに、山に深く分け入るほどに自分の弱さばかりが見えてくる」。圧倒的なスケールの大自然の中で繰り広げられたドラマの結末とは? 雪山を舞台にした2カ月余りにおよぶ冒険に、注目が集まりそうだ。

なお、番組公式サイトでは、コースの詳しい解説や先人の記録情報などを公開している。

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