フェデラー ウィンブルドンへの入場を拒まれる 会員証不携帯 警備員が本人と分からず

ロジャー・フェデラーがウィンブルドンへの入場を警備員に拒まれたという。ウィンブルドン選手権8回の優勝経験を誇るテニス界のスーパースターであるフェデラーだが、ロンドンを訪れた際に同会場にいたコーチに挨拶をしに行こうとしたところ、会員証を持ち合わせていなかったこともあり、中に入れてもらえなかったのだそうだ。

今年現役を退いたフェデラーは、『ザ・デイリー・ショー』に出演した際、「ウィンブルドン選手権で優勝すると、自動的に会員になれるんだ。正直言って、僕の会員証はどこにあるかわからない。たぶん家のどこかにあるんだろうけど、ずっと家を空けているから全く分からないんだ」と明かし、「それで『会員証は今持っていないですが、僕は会員です。どこから入れば良いか教えていただけませんか?』って言ったんだ」と伝えた。

しかし、グランドスラム達成者であるフェデラーだと警備員はわからなかったようで、自ら名乗る羽目になったという。「『いつも来るときはたくさん人がいて、別の入り口から入るんです。でも大会中じゃない時に来たのは初めてなので、どこから入ればよいか分からないんです。だから入り口を教えていただけないかと思って』って言った」と明かし、「もうそこまでなるとパニック状態だよね。だから、今でもこんなこと言ったの信じられないんだけど、その警備員を見て、『僕はここの大会で8回も優勝しているんです。お願いですから信じてください。どこから入れますか?』って言ったんだよ」と語った。

結局、別の入り口に行ったところ、そこにいた警備員にはすぐにフェデラーだと分かってもらえたそうで、「もう1つのゲートに行って、入れたんだ。手でも振ろうかと思ったけどやめておいたよ」と冗談を飛ばした。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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