「市役所の尻拭い」仙台市議会で厳しい追及 源泉所得税の納付ミスによる約5000万円の追徴課税を一般財源から捻出

仙台市が、事務手続きのミスから生じた約5000万円の追徴課税を市の一般財源から捻出することについて、市議会では「市役所の尻拭いだ」などと厳しい言葉で追及する一場面がありました。

自民党・高橋卓誠市議「今回の不納付加算税の財源は市民の税金です。市役所の尻拭いをすることに当然ながら多くの厳しいお声をいただいております。市民の皆さんにどのようにご理解をいただくのかお考えをお示しください」

仙台市は、2022年の夏のボーナスを職員に支払った際、源泉所得税の納付が遅れ延滞税と不納付加算税約5000万円を追加して税務署に支払う義務が課されました。

市では、この5000万円を一般財源から捻出した補正予算案と郡市長と副市長2人の給与を3カ月間50%カットする条例改正案を開会中の議会に提出しています。

13日の本会議で、議員からは税金で職員のミスをかばうのは市政の信頼を損なうという意見や、職員の業務に対する姿勢を問う質問が相次ぎました。

郡市長「本市の不適切な事務処理事案が次々発生していることについて、改めましてお詫びを申し上げたく存じます。本市職員がやはり公務員として何をなすべきなのか、市民の目線に立って自分の業務をしっかりと認識をしたうえで執行していくことが重要」

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