【厚労省】ゾコーバ、12月12日時点で約4800の医療機関・薬局が取扱機関として登録

【2022.12.13配信】厚生労働省は11月22日に緊急承認されたゾコーバについて、12月12日時点で約4800の医療機関・薬局がゾコーバを取り扱う機関として登録されたとした。12月12日には塩野義製薬と100万人分の薬剤の追加購入の契約を行ったという。加藤勝信厚労大臣が会見で明らかにした。

加藤大臣は11月22日に緊急承認されたゾコーバについて、11月24日からまずはパキロビットの処方実績のある医療機関・薬局等から供給を始めたことを説明し、12月12日時点で約4800の医療機関・薬局がゾコーバを取り扱う機関として登録されたとした。
このうち発注のあった施設に対し約36,000人分をお届けしており、約2600人に投与がされたという。

12月15日から都道府県が選定した医療機関・薬局において、広くゾコーバの取り扱いが可能となる。これに伴いゾコーバの供給量の増加が見込まれるため、12月12日に塩野義製薬と100万人分の薬剤の追加購入の契約を行ったとした。

同剤については、低リスクの患者でも高熱等の強い症状があれば使用可能な薬であるとし、新たな治療の選択肢である同剤を含む治療薬の普及に向けて、引き続き取り組んでいく考えを示した。

大臣会見詳細は以下の通り。

加藤大臣:
先月11月22日に緊急承認され、11月24日から供給を開始いたしましたゾコーバについて、まずはパキロビットの処方実績のある医療機関・薬局等から供給を始めたところですが、昨日(12月12日)時点で約4,800の医療機関・薬局がゾコーバを取り扱う機関として登録し、このうち発注のあった施設に対し約36,000人分をお届けしており、約2,600人に既に投与がなされているところであります。
今般、企業において必要な準備が整ったことから、12月15日から都道府県が選定した医療機関・薬局において、広くゾコーバを取り扱うことを可能といたします。
また、これに伴いゾコーバの供給量の増加が見込まれるため、国民の皆様に安定的な供給が行えるよう、昨日塩野義製薬株式会社と100万人分の薬剤の追加購入の契約を行ったところであります。これにより今後感染が拡大した場合でも、ゾコーバを必要とする方に対しより確実に処方することが可能となると考えております。
本剤は低リスクの患者でも高熱等の強い症状があれば使用可能な薬であります。新たな治療の選択肢である本剤を含む治療薬の普及に向けて、引き続き取り組んでまいります。私からは以上であります。

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