「X-MEN」シリーズの実力派俳優 家族のために仕事を減らす「映画とテレビが疲れるんだ」

「X-MEN」シリーズや「ウォンテッド」などで知られる俳優ジェームズ・マカヴォイ(43)が、家族と過ごす時間を増やすため俳優の仕事を減らしてゆくつもりだという。オブザーバー紙は今年2月に極秘結婚していたことが明らかになっていた妻リサ・リベラティとの間に最近息子が誕生したことを報じている。

元妻アンヌ=マリー・ダフとの間に12歳の息子もいるジェームズは、同紙にこう話している。「僕は仕事に多くをつぎ込むし、それが大好きだけど、仕事をするために生きたくはない」「この業界は素晴らしく、僕に驚くべき人生を与えてくれた。でも、演技での犠牲により成り立っているんだ。映画業界もしくはテレビ業界では消耗される」

「追い続けるのか、前進しつづけるのか、ハシゴを上り続けるのか、その山など色々とね。もしくはアクセルから足をゆるめ、ただ演技をいうものを楽しむのかだ」「もう2度と仕事をしないと感じているわけではない。もしくは勢いを失ったともね。そうかもしれないけど。ただ素晴らしい仕事が来るたびに、それを受けたくはないんだ。少しスローダウンする必要がある」

「映画製作者だと1年で毎週、毎月家族と一緒にいることは不可能だ。劇場は違う。週6夜とどっさり劇場をやってもね」「昼間は(家族と)いることができる。映画とテレビが疲れるんだ。喜びでもあり、僕は大好きだけど、ずっと撮影セットにいるわけにはいかない」と説明した。

ジェームズはまた、ビル・マーレイが『ロスト・イン・トランスレーション』で演じた、結婚生活に問題を抱えている疲れ切った俳優のようにはなりたくないとも明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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