行方不明者を発見、保護 タクシー運転手の公門さんに感謝状 長崎・大浦署

行方不明者を発見、保護し感謝状などを受け取った公門さん(中央)=大浦署

 大浦署は12日、長崎市内で行方不明者を発見、保護した長崎市のタクシー会社、新城山交通運転手、公門伸一郎さん(50)=同市虹が丘町=に署長感謝状を贈った。
 11月17日夕、行方不明者の家族からの届け出を受けた同署は午後6時10分ごろ、県警通信指令課に連絡。同課は、県内のタクシー会社と事件や行方不明者の情報を求める「ホットライン」で手配した。
 公門さんは午後7時半過ぎ、市内で走行中に無線で流れた行方不明者の特徴に似た人を見つけ、乗客を降ろした後に110番通報。約10分後、発見場所近くで行方不明者が駐車場に座り込んでいたため声をかけ保護し、再度110番通報し、同署員に引き継いだ。
 江口正広署長から感謝状を受け取った公門さんは「感謝状をもらうのは初めて。手配に似た人を見かけるとメモするようにしている。犯罪や事故に巻き込まれる人が減るよう協力していきたい」と話した。


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