期間限定!自慢の味を1カ所で さいたまに地域グルメの冷凍自販機「ど冷えもん」登場 フードロス削減期待

NTT東日本埼玉支店高砂ビル前に設置された「ど冷えもん」とデジタルサイネージ=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県内でレストランを運営するノースコーポレーション(さいたま市)、ベーカリーなどを展開するアクア(同)とNTT東日本埼玉事業部は11月から、冷凍自動販売機を使った地域グルメの販売を開始した。

 さいたま市浦和区高砂のNTT東日本埼玉支店高砂ビル前に冷凍自動販売機「ど冷えもん」を設置。「さいたまヨーロッパ野菜研究会のミネストローネ」(600円)や「北欧フロマージュ3種セット」(900円)などの商品を冷凍で販売し、隣のデジタルサイネージでは映像でメニューを紹介する。

 それぞれの店舗のメニューを1台の自販機で販売することにより、売り上げの相乗効果や、鮮度を維持したまま急速冷凍することによるフードロス削減や抑制効果を検証する。また、NTT東日本埼玉事業部は自販機にカメラを設置し、プライバシーに配慮した上で利用者の属性などを映像から抽出し、自販機の設置場所選定や売り上げ向上などのマーケティングデータとしての有用性も検討するという。

 ノースコーポレーションの北康信代表取締役は「冷凍食品の再認識と食の次なるステージにつながる面白い取り組み」と利用を呼びかけている。

 販売は来年3月まで。

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