優勝賞金1億円 大村で初「SGグランプリ」開幕 迫力のボートレースを

熱戦を繰り広げる選手=大村市、ボートレース大村

 長崎県大村市玖島1丁目のボートレース大村で13日、ボートレーサーの頂点を決める「SG第37回グランプリ(賞金王決定戦)」が開幕した。主要都市以外での開催は初めて。18日まで延べ約3万人の来場と250億円の売り上げを目指す。
 グランプリは賞金ランキング上位18選手が出場し、優勝賞金は最高額の1億円。地元の長崎支部からは獲得賞金4位の原田幸哉選手が出場し、「賞金王」の座を狙う。
 初日のオープニングセレモニーには観客ら約200人が来場。出場選手を代表して原田選手は「1年間の集大成として、熱い思いを胸に最後の最後まで魅力ある、迫力あるレースを提供する」とあいさつした。
 17日と優勝戦がある18日の入場は事前抽選の当選者限定だが、レースの模様は公式ユーチューブチャンネルで配信。東京五輪などでも使われたワイヤカメラシステムをボートレースで初めて導入する。市ボートレース企業局の馬場宏幸局長は「悲願だったグランプリの開催を盛り上げ、必ず成功させたい」と話した。


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