事件前、防犯カメラに自転車を押す男の姿 都立大・宮台真司さん襲撃で

八王子市の東京都立大学のキャンパスで社会学者の宮台真司さん(63)が首などを切り付けられた事件で、公開捜査は2日目を迎えました。そして、逃げた男が事件前に自転車を押して歩く姿が防犯カメラに写っていたことが新たに分かりました。

この事件は11月29日、八王子市の東京都立大学南大沢キャンパスで、この大学の教授で社会学者の宮台真司さんが男に後ろからいきなり殴られ、首などを刃物で切り付けられ重傷を負ったものです。警視庁はこれまでに犯人に結び付くような有力な情報がないことなどから、逃走した男の動画と画像を12月12日に公開しました。

警視庁によりますと男は事件後、キャンパス最寄りの京王線南大沢駅とは反対方向に逃げたことが確認されています。そして新たに、男が事件前に自転車を押してキャンパスの周辺を歩く姿が防犯カメラに写っていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警視庁は男が自転車で現場を訪れた可能性があるとみて、事件前後の足取りを調べ、男の行方を追っています。

© TOKYO MX