中央図書館再整備 広島市が方針案まとめる エールエールA館へ移転 市議会は紛糾

中央図書館の再整備について、広島市は広島駅前の「エールエールA館」を移転先と結論付ける案を示し市議会は紛糾しました。

市はこれまで中央図書館の再整備の候補地として現在地建て替え、中央公園内での移転、エールエールA館への移転の3つの案を比較検討していました。

14日に市が示したのは、エールエールA館を移転先と結論付ける案。

広島駅前は交通の便が良く利用者の増加が期待できることや、整備費が安いことなどを理由にあげましたが、委員からは反対の声が相次ぎました。

共産党 中森 辰一市議「広島に来る観光客の多くが広島駅に来ると書いてあるが、図書館に行って広島を知ろうという目的がないとなかなか図書館まで来ないと思うが、今から大幅な来館者数の増加を想定することは難しいのではないか」

公明党 並川 雄一市議「県庁、市民病院、合同庁舎に行く人とかかなり多くの人が歩いていると思う。そういった多くの方は(現在の図書館に)来ないんですか?調査されたんですか?」

広島市は中央公園内のファミリープールなどの敷地については、すでに民間事業者と契約を結んでいるなど制約があり、候補地とすることは事実上困難としました。

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