たった1人の家族の兄に届いた徴兵抽選会 弟がとった行動とは 「チェッカーで(毎回)勝つ方法」予告

2023年1月20日より、映画配信サービス「JAIHO(ジャイホー)」で配信がスタートする、第65回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門で上映され、第88回アカデミー賞外国語映画賞のタイ代表に選出された映画「チェッカーで(毎回)勝つ方法」の、予告編が公開された。

公開された予告編では、11歳の少年オートが、兄とともに孤児として過ごす日々が描かれる。ある日、兄の元へ徴兵抽選会の報せが届いたことをきっかけに、今まで何気なく過ごしてきた兄との幸せな日々が奪われてしまう不安に駆られたオートは、子供ながらに兄を助けるため、とある行動を起こす。タイの厳しい階級社会の中で傷つきながらも成長していく姿や、彼らの美しい兄弟愛と青春に満ちた日々が、タイの美しい情景とともに映し出された映像となっている。

「チェッカーで(毎回)勝つ方法」は、ラッタウット・ラープチャルーンサップのベストセラー短編集「観光」の中の2編(「徴兵の日」「カフェ・ラブリーで」)を原作に、11歳の少年が傷つきながらもタイの階級社会を生き抜く方法を身につけて成長していく姿や、ゲイである兄との兄弟愛を叙情豊かに描いた作品。監督は韓国系アメリカ人であるジョシュ・キム。

また「JAIHO」では、アルゼンチンの俊英監督マティアス・ピニェイロの「ヴィオラ」や、2021年の第78回ヴェネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した、ほぼセリフを排した演出で1960年代の洞窟探査事業を描いたフェイクドキュメンタリー「洞窟」を、3月に配信する予定。

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