「広島サミットの議題に核兵器廃絶を」 広島・長崎両市長が岸田総理に要請

広島市の松井市長が、来年の広島サミットで核兵器廃絶を議題とすることなどを岸田総理に要請しました。

松井市長は、13日、長崎市の田上市長とともに岸田総理を訪ね、核兵器廃絶に向けた取り組みに関する要請文を手渡しました。

この中で2人の市長は、来年の広島サミットで議題として核兵器廃絶議論が行われるよう議長国として各国との調整を求めました。

あわせて各国首脳に原爆資料館の視察や被爆者との対話などを通して被爆の実相に触れてもらいたいとしています。

広島市 松井一実 市長
「議題設定をしていただければ、(各国首脳が)自ずと受け止めを発表していただける機会もできるんじゃないかという思いで、会議の中での議題設定をお願いできないかという話をしました。(岸田総理は)われわれの要請をしっかりと受け止めていただいて、検討しなきゃいかん問題だという認識を示していただいたというふうに受け止めました」

松井市長によりますと、岸田総理は調整が必要という認識を示したということですが、「気持ちは前向きだった」と感触を振り返っていました。

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