お姉ちゃんに続け!車いすテニスで全米OP準V 16歳高室さんが川口市長訪問 姉は東京パラ代表

(左から)奥ノ木信夫市長、高室侑舞さん、母晶子さん=川口市役所

 今年9月の全米オープンテニスジュニア車いす部門の女子シングルスで準優勝した埼玉県川口市の高室侑舞(ゆま)さん(16)=ID学園高校1年生=が、川口市役所で奥ノ木信夫市長を表敬訪問した。

 奥ノ木市長は「快挙で、本当におめでとう。とくに障害のある子どもたちには大きな励みになる。これからも市民に夢と希望を与えてほしい。応援しています」と激励した。

 この後の会見で高室さんはブラジルの選手と対戦した決勝戦を振り返り「決勝戦は観客が多くて緊張した。外国の人たちが日本頑張れって応援してくれたことに感動した。負けて悔しくて、初めてコートで悔し泣きした。姉と抱き合って泣いた。来年は優勝したいのでこれから課題を考えます」と話した。

 姉の冴綺さん(27)は昨年の東京パラリンピック車いすテニスの日本代表選手。「英会話が全くできない私のために姉がサポートしてくれた。大事な姉です」と話した。姉妹そろって車いすテニスで活躍している。

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