強い寒気 岡山県北で積雪 新見・千屋では今季初

雪道を歩いて登校する川上小の児童=14日午前7時52分

 岡山県内は14日朝から上空に強い寒気が流れ込んだ影響で北部を中心に雪が降り、岡山地方気象台は新見市千屋で午前11時までに今季初の積雪(6センチ)を観測。朝の最低気温は県内全16観測地点のうち15地点で平年を上回ったものの、午後から冷え込むとみられる。

 数センチ積もった真庭市蒜山上福田の川上小では午前8時前、時折横殴りの雪になる中を児童が慣れた足取りで登校。校門前で雪かきをしながら迎える林咲子校長(56)に元気よくあいさつして教室へ向かった。林校長は「雪が積もると本格的な冬になったと感じる。そり遊びやスキーなど子どもにとっては楽しみの多い季節がやってきた」と話していた。

 午前11時現在の各地の最低気温は、新見市千屋氷点下2.2度(平年同1.7度)、真庭市蒜山上長田氷点下0.9度(同1.1度)、津山市2.4度(0.5度)―など。

 同気象台は「15日朝まで県北を中心に雪が降りやすく、県全域で寒さが続きそう」としている。

雪玉を抱えながら登校する川上小の児童=14日午前7時59分

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