バッサー・サリバン、2023年も2台のレクサスRC FでIMSA GTDプロ/GTDクラスに参戦

 バッサー・サリバンは、来季2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDクラスキャンペーンにアーロン・テリッツとフランキー・モンテカルボを起用することを確認した。

 チームの共同オーナーであるジミー・バッサーとジェームス・サリバンによる共同声明によると、このふたりは2年連続で12号車レクサスRC F GT3のステアリングを共有することになり、開幕戦デイトナ24時間を含むミシュラン・エンデュランスカップでの残りのラインアップは「今後数週間の内」に発表される予定であるという。

「アーロン(・テリッツ)とフランキー(・モンテカルボ)は、我々の組織で優勝と表彰台、ポールポジションを獲得した。我々は彼らをチャンピオンシップに導くことに大きな自信を持っている」と、バッサーとサリバンの共同声明は述べている。

 チームの14号車レクサスでウェザーテック選手権のキャリアをスタートさせたテリッツは、2022年シーズンからモンテカルボとともに12号車にスイッチした。

「僕はカーリーダーとして1年を過ごし、いまはその役割に満足している」とテリッツ。「フランキーと僕は2022年にシーズン全体(の結果を)を変えることができたかもしれない。ふたつからみっつの勝利を奪われたような気がして、ハングリーになっている」

「このような状況下で僕たちは、2023年のGTDチャンピオンシップを獲得するために必要なすべてのツールを手に入れた。バッサー・サリバンとレクサスによって、すべてのトラックで勝利することに挑戦できるんだ」

左からフランキー・モンテカルボ、アーロン・テリッツ、リチャード・ハイスタンド

 一方、シルバードライバーであるモンテカルボは、チームでの5年目のシーズンを迎える。

「次のシーズンに向けて、バッサー・サリバンと12号車レクサスRC F GT3に戻ってくることができてとてもうれしく思っている。やり残したことをやり遂げるために、またアーロンと一緒にクルマに乗れるのは、さらにいいことだ」

「僕たちは、チームとして、そしてバッサー・サリバンのグループ全体として、ともに強くなってきた。2023年シーズンは大きな可能性を秘めている。今年の実績を積み上げるだけでいい。デイトナに行くのが待ちきれないよ」

■GTDプロクラスでもラインアップを継続

 先週、ジャック・ホークスワースとベン・バーニコートが、14号車レクサスRC F GT3をシェアするかたちでGTDプロクラスに復帰することが確認されたが、今回チームのGTDドライバーが確定したことで、バッサー・サリバンのフルシーズンラインアップは2022年から変更なしという結果になった。

 レクサス・モータースポーツのシニア・ディレクターであるジェフ・バルは、「フランキーとアーロンが、ふたたび12号車レクサスRC F GT3でバッサー・サリバンのフルシーズン・キャンペーンを行うことに興奮している」と語った。

「ドライバーとチーム全体が2022年シーズン中に信じられないほどの成長を遂げたので、来月のデイトナから早い段階で多くの成功を見る準備をしている」

「2022年はシーズンをとおして戦略と実行力がしっかりとしていた。彼らが勝利を収めるには、数レースの間にもう少し運が必要だっただけだ」

「全体的に、2023年のGTDチャンピオンシップに向けて、チームがどのような活躍を見せてくれるのか楽しみにしている」

GTDプロクラス初年度にランキング2位となったバッサー・サリバンの14号車レクサスRC F GT3
最終戦プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間レース)で優勝したベン・バーニコート/ジャック・ホークスワース/カイル・カークウッド組

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