3月の地震による脱線で廃車の新幹線車両 JR北海道が社員研修に活用へ

3月、福島県沖の地震の影響で脱線し、廃車となった新幹線の車両がJRの社員研修用として活用されることになりました。

9日、北海道の函館港に並べられていたのは北海道新幹線H5系の車両です。

khb岩崎心平アナウンサー(3月17日)「特に緑の車体の方、上空からはっきりと分かる程、車両と車両のジョイント部分がずれてしまっています」

この車両は3月、東北新幹線として宮城県内を運行中に地震の影響で脱線し、その後、利府町の新幹線総合車両センターで調査が行われていました。

修理して再び使う可能性も残されていましたが、安全が確保できないとして廃車が決まっていました。

JR北海道によりますと、廃車が決まった10両の新幹線のうち6両を北海道七飯町の車両基地に運び、乗務員や整備士など社員の研修などで活用するということです。

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