猫を複数飼育されている方も多いでしょう。せっかく一緒に暮らすのであれば、仲良く生活をしていきたいものですが、猫は元々単独行動をしていたため、仲が良くてもそれぞれの距離感があるようです。今回は、同居猫の距離感について、獣医師の藤井仁美先生にお伺いし、「ねこのきもちアプリ」に投稿された画像から猫たちそれぞれの距離感の様子をご紹介します。

同居猫同士の関係性を良好に保つためにできること

引用元：

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

飼い主さんとしては、猫同士は良好な関係性を築いてほしいですよね。しかし、猫はもともと単独で生活する動物のため、距離感があるのは自然なことです。
猫同士が良好な関係を築くためにも、猫ごとにトイレや食事場所、寝床をひとまとめにし、離れた場所にセットすることで、猫それぞれのテリトリーを設けてください。
猫同士が会うときは、テリトリーの境界まわりなど中立的な場所で会わせてあげるといいでしょう。食事や飼い主さんと遊んだりスキンシップをとったりするときは、邪魔をされないようにほかの猫がいない場所で個別に行うといいですよ。

距離感0の猫たち

引用元：

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ここからは、ねこのきもち投稿写真ギャラリーから、それぞれの同居猫ちゃんたちの距離感が表れている画像をご紹介します。
まず初めにご紹介するのは、キジトラのコロンくんたちです。
おしりだけピタッとくっつけてくつろいでいる様子がかわいいですね♪

距離感10cm

引用元：

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

次にご紹介するのは、ラグドールのももくんたちです。
ぴったりとくっついてはいませんが、同じ方向を向いて仲の良さが伝わります。
上には何があるのか気になりますね！

距離感上下

引用元：

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

最後にご紹介するのは、一瞬鏡なのかな？とびっくりしてしまうほどそっくりなキジトラののんらいくんたちです。
画像には「上下関係が表れている」とコメントがありました！
上と下に分かれてなにをみつめているのでしょうか？上下関係とありますが、ふだんの様子も気になります。

仲良しだからこそくっついていたり、仲良しでも少し距離があったりと、猫同士それぞれの距離感があるようです。猫たちそれぞれのテリトリーを保ちつつ、良好な関係を築けるように環境を整えてあげましょう。

お話を伺った先生／藤井仁美先生（獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー）
参考／「ねこのきもち」2022年11月号『心地よい距離感は、猫それぞれ。絆が深まるラブ♡ディスタンス』
文／山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。