【新日本】鈴木みのるが2022年をもって『鈴木軍』解散を宣言

新日本プロレスは12月14日、宮城・仙台サンプラザホールで『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』を開催。鈴木みのるが2022年をもっての『鈴木軍』解散を宣言した。

鈴木は12月7日佐世保大会の試合後に「今いる鈴木軍、俺たちには、ヤバイ、デカイ、話がある。オマエらも覚悟して聞け。オイ新日本、いや、これを見てるプロレスファンよ、俺たち鈴木軍の行く末、最後まで目を離すな。よく見とけ」と発言。

さらに9日の高知大会の試合後にはアーチャーが「スズキがセンダイをしっかり注目しておけと言ってただろ……。スズキグンから見逃せない知らせがあるぞ」とコメントしており注目が集まっていた。

この日の第4試合にてDOUKI&金丸 義信&ランス・アーチャー&鈴木 みのるvsディック東郷&SHO&高橋 裕二郎&“キング・オブ・ダークネス”EVILが対戦。鈴木が東郷をゴッチ式パイルドライバーで仕留めた。

全員がリングを後にすると鈴木はマイクを持ち、鈴木軍の各メンバーへのメッセージを語り、「鈴木軍が生まれて11年、俺たちが出てくればブーイング、罵声を浴びてずっと憎まれてきた。今見てみろよ、こんなに愛されているじゃねえかよ。だから決めたよ。2023年鈴木軍、新しい出発だ。それぞれが新しい旅に出る。2022年今年をもって鈴木軍、解散します」すると会場から「えー!」という声が漏れたが「もう決めたんだ。ありがとう」と言い残こすと、リングを降りて鈴木軍タオルを持ったファンからタオルを借りると、それを掲げてアピールしてからバックステージへ戻っていった。

▼バックステージコメント

鈴木「言いたいことは、(リングで)全部言った」

――今年いっぱいで解散を決めた理由は?

鈴木「理由? いろいろ……。もう俺の助けなんかいらねーじゃねーか。強ええじゃねーか。みんな。それと、それぞれがやりたいことが変わって来たんだよ。しょうがない。……この話は、全員にしてある。そして全員とも話した。全員が納得している。新しい道に行こうやって」

――鈴木さん自身は、新日本マットで継続して闘っていく?

鈴木「さあ」

――来年以降は……

鈴木「さあ」

――鈴木さん自身も新しい道に行く?

鈴木「……先にはしゃべりたくない。おまえ(週刊プロレスの記者)、このプロレスの仕事に関わって何年だよ?」

――20 年以上です。

鈴木「20 年以上この仕事やってきて、10 年以上続いた俺たちみたいなのがいたか?」

――いなかったと思います。

鈴木「いないだろ? もう少し余韻に浸らせろよ。次の事は次に聞けよ?」

――次の後楽園大会が(鈴木軍の)ラストマッチになる?

鈴木「ラストマッチになるかどうか知らんけど、これから話さなきゃいけねえから。それはまだわからない。これから行って話すよ。いろんなヤツと」

――鈴木選手にとって、鈴木軍とはどういうものでした?

鈴木「鈴木軍とは! 鈴木・軍なんだよ。以上だよ。なんだよ。それ以上でもそれ以下でもねーだろ。でもよ、やりたい放題やってきてよ。やってることは 11 年前とほとんど変わってないのに、なんだよコレ 。そう、変わったのは俺たちじゃない。だから、言っただろ。客が何を求めているか? 強い奴を求めている。それは間違いない」

――鈴木軍として、11 年間で一番印象に残っていることは?

鈴木「ハハハハハ! 取材の申し込みはまたあとで~! ちゃんと連絡して来いよ~」

この発表を受けて鈴木軍のタイチは自身のTwitterを更新。

「あの人が
俺達が
決めた事

もはや何も悔いはない

鈴木軍結成11年
結局
11年間、軍から離れる事なく
戦い続けたのは

俺と鈴木みのるだけだったな…

だが
まだ今日で俺達は終わったわけではない
最後まで
全員で

今夜
緊急生配信
やらせてもらう」とツイートした。

〈写真提供:新日本プロレス〉

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