【詳報】静岡県内初「高病原性」鳥インフル確認 浜松市で回収の野鳥の検査から判明 1月4日まで監視体制強化

静岡県内初となる高病原性鳥インフルエンザが発生しました。陽性が確認されたのは、12月7日に浜松市東区で見つかった死んだ野鳥で、静岡県は養鶏場などに感染が拡がらないよう注意を呼びかけています。

12月7日に浜松市東区の住宅街で住民が見つけた死んだスズガモ1羽について、国が遺伝子検査をした結果、感染力が強くて、致死率が高い「高病原性」の鳥インフルエンザウイルスに感染していたことが判明しました。高病原性鳥インフルエンザが県内で確認されたのは初めてです。

発見場所から周辺10キロ圏内は、12月9日から野鳥監視重点区域に指定されていて、県は1月4日まで引き続き監視を強化します。これまでに周辺では、鳥の異常な死は見つかっていませんが、県は県内の養鶏場などに感染が拡がらないよう、消毒や野鳥の侵入の遮断を徹底するよう呼びかけています。

県民に対しては、ウイルスを他の地域へ持ち込むのを防ぐため、野鳥のフンを踏まないよう呼びかけているほか、死んだ野鳥を見つけたら素手では触らずに、農林事務所か市や町の鳥獣保護担当課に連絡してほしいとしています。

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