2月17日公開のポール・ヴァーホーヴェン監督最新作『ベネデッタ』から、日本版予告編と日本版ポスターが公開されている。
彼女が起こした奇跡は本物か、はたまた狂言か―
本作は、17世紀に実在した修道女ベネデッタの数奇な運命と彼女に翻弄される人々を描く、奇想天外なセクシュアル・サスペンス。『ロボコップ』や『トータル・リコール』『氷の微笑』『スターシップ・トゥルーパーズ』などで知られるポール・ヴァーホーヴェン監督が贈る、衝撃的な伝記映画だ。
このたび公開された日本版予告編も、ヴァーホーヴェン作品への期待を裏切らない強烈なもの。監督が「17世紀の男性社会で、権力を手にした女性がいた事実に惹かれた」と語るように、ベネデッタは“聖女”と呼ばれながらも同じ修道院の尼僧と同性愛関係を持ち、宗教裁判にかけられた実在の人物である。
予告編では、そんなベネデッタの現実とも妄想ともつかない宗教的なシーンや、痛々しい“聖痕”らしき傷、修道院長に任命された彼女が次第に常軌を逸していく姿と、修道女と身体を重ねる姿が映し出されている。60~70年代テイストのポスタービジュアルも印象的だ。
『ベネデッタ』は2023年2月17日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開