【お年玉】いくらもらった?どう使った?イマドキの子どもたちのお年玉事情

Mihoko Yamamoto/gettyimages

子どもにとってお正月の楽しみのひとつといえば、お年玉。イマドキの子どもたちのお年玉事情は、どうなっているのでしょうか。そこで今回のサンキュ!モニターアンケートではお年玉の総額や使い道などについて、20~50代のママたちの声を集めました。

お年玉の総額は?誰からもらった?

今年、子どもがお年玉を誰からもらったのかを聞いたところ、ほぼすべての人が「子どもの祖父母から」を含めた回答をしました。そのほかにもらった人は、叔父・叔母など親戚が7割を超える数でした。
一方、自分たち親と回答したのは、1割程度という結果に。お年玉は、基本的に祖父母や親せきにいただくものという家庭が多いようです。

それでは、今年のお年玉の総額はどのくらいだったのでしょうか。
もっとも多かったのは1万円以下で3割強。つづいて、2.1万円~3万円までの人が3割弱。全体では、約8割が3万円以下という結果になりました。

今回のアンケートでは年齢によって総額に大きな違いはみられませんでした。ですが、5万円以上もらった子どもの約半数が中学生以上の子どもだったのは、目立ったポイントでした。

お年玉の管理は誰がしている?

子どもに持たせるには高額なお年玉。いただいたお金は誰が管理をしているのでしょうか。

結果をみると、8割以上の人が「親」と回答しました。また、その理由はほとんど貯金をするためでした。
回答の中身をくわしくみてみましょう。

「小学生の場合は親が管理。1人で使う機会がないから。中学生・高校生は自分自身で管理させています。お金の使い方など自分自身でわかるから」(長子13歳以上・末子7~12歳)

「今はまだあったらあるだけ使ってしまうし、ありがたみもわからないだろうし、金額が大きすぎると思うので、成人したときに渡すつもりです」(長子13歳以上・末子7~12歳)

「貯金分については私が管理をしていますが、それ以外は子どもに管理させています。娘(小4)が財布を持ち出すときは、中身を確認して必要な分だけ持たせるようにしていますが、息子(中1)については、たまに財布をチェックする程度です。お金の使い方の勉強にもなると思っています」(長子13歳以上・末子7~12歳)

「もらったお金は中学に入るまで親が管理、中学に入ったら通帳ごと渡して管理してもらうことにしています。理由は小学校のうちはお小遣いの管理、中学からはもう少し大きなお金の管理する責任を任せても良いと考えるからです」(長子7~12歳・末子3~6歳)

子どもの年齢が上がるとともに、管理を任せる範囲を広げている家庭が目立ちました。

子どもはお年玉を何に使った?

もらったお年玉を子どもたちはどのように使っているのかを聞いたところ、もっとも多い回答は「使っていない・貯金」で半数を超えました。このなかには、まだ自分では管理できないため、親が判断して貯金をしているという人の回答も含まれています。
また、一部だけ好きなように使って、残りを貯金しているという回答も目立ちました。

では、貯金をせずに使った子どもはどのような物に使ったのでしょうか。

「中学生男子の場合、パソコンの周辺機に。全額の2万9,000円を使いました」(長子13歳以上・末子7歳~12歳)

「娘はゲームセンターで散財。長男は使いたいときまで私に預け、次男は欲しいゲームソフトを買っていました」(長子13歳以上・末子7歳~12歳)

「お友達と遊ぶお金や欲しい文房具の足しにして使いました。金額は1万円ほどです」(長子・末子13歳以上)

「7歳の子は、ガチャガチャをコンプリートするまでやりました。3,000円くらい使いましたが、本人は満足のようです。17歳、15歳の子は1年かけて使用していました」(長子13歳以上・末子7歳~12歳)

大切にとっておいたり、欲しい物を買ったり、子どもによってお年玉の使い方に性格が出るようですね。

お年玉の使い方について思うこと

まったく使わずにいたり、好きな物を購入したりと、お年玉の使い方はそれぞれでした。
子どもに管理を任せている親は、お年玉の使い方をみていてどのように感じているのでしょうか。アンケートの声をみてみましょう。

「すべてを一気に使うのでなく計画的にしてほしい。一部を貯金にするか、月々を割り振って1年を過ごすとか」(長子13歳以上・末子7~12歳)

「お金は使えばなくなるということを身をもって体験して、使い方を自分なりに考えられるようになるのは、自己管理をさせる良い面だと思います」(長子・末子7~12歳)

「自分で考えながら使っていたので、親としてもいろいろと勉強になりました」(長子・末子13歳以上)

「推しのグッズに使うのは親としてはもったいない気持ちはあるが、本人が嬉しくて幸せそうなので良いと思う」(子ども7~12歳)

「買う物を一生懸命考えていて、えらいと思った」(長子・末子7~12歳)

「上の娘はしっかりお金の管理をしているなと思った。下の息子はやはりまだお金の価値をわかっていないので、もったいないなと思った」(長子7~12歳・末子3~6歳)

少し残念に感じる意見もありましたが、全体的には使い方を任せた家庭では、子どもがどのように使っても肯定的にとらえている意見が多かったです。

子どもにとっては金額が大きいお年玉は、親が上手にコントロールしながら大切にしている家庭が多いようです。今回のアンケート結果を参考に、今後の方針を再確認してみるのもいいかもしれませんね。

※『<サンキュ!>生活に関するアンケート』(2022/10/25~11/14実施、回答者78名)。

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