「シティーハンター」日本初の実写化決定 鈴木亮平が冴羽獠に 「緊張に打ち震えている」

北条司による漫画「シティーハンター」が、日本初の実写映画化されることが決まった。Netflix映画「シティーハンター」として、2024年に全世界配信される。主人公の冴羽獠を鈴木亮平が演じ、「名も無き世界のエンドロール」などの佐藤祐市が監督を務める。

「シティーハンター」は、1985年から1991年まで週刊少年ジャンプで連載され、単行本の累計発行部数は5000万部を突破し、テレビアニメやアニメ映画、香港、韓国、フランスでは実写化もされた作品。主人公は、東京・新宿を拠点としている超一流”スイーパー”の冴羽獠。無類の女好きで、美女とみれば見境いなくちょっかいを出すが、いざ依頼を受ければ、並み外れた銃の腕と身体能力、そして冷静沈着な頭脳で、仕事を遂行する。

日本初の実写化となる本作では、新宿の街での撮影や、原作で表現される日本語独特のニュアンスなどを生かした、日本ならではの作品を目指す。獠の衣装はアニメ版のジャケット姿ではなく、原作漫画のロングコートを採用し、ステンカラーからタイロッケンコートへと変更されている。公開された写真では、愛用のコルト・パイソン357マグナムの撃鉄に指をかけ、事務所で新宿の夜景をバックにたたずむ冴羽獠の姿が収められている。

鈴木亮平、原作者の北条司らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■主演:鈴木亮平
この度、Netflix映画「シティーハンター」にて主人公の冴羽獠役を演じさせていただくことになりました。
北条司先生が生み出したこの珠玉の名作を、そして数え切れないほどのファンに愛される冴羽獠というキャラクターを皆様からお預かりさせていただくことに、非常に大きな責任を感じると共に、緊張に打ち震えております。やらせていただくと決めた以上、これまでに培った経験の全てを注ぎ込み、誠心誠意向き合わせていただく所存です。大きな愛情と責任を持って、大切にお預かりさせていただきます。
どうすればファンの皆様に、そして原作を知らない世代の方にも「シティーハンター」の世界を一番良い形で楽しんでいただけるのか。どうすればこの令和の新宿に、冴羽獠という男を現実の人物として召喚できるのか。虚構とリアル、80年代と2020年代、そのバランスを日々考え続けながら現場に立っています。
あのクールで、ロマンチックで、おバカで、もっこりで、そして最高に格好良いシティーハンターの世界を、大切に大切に、皆様にお届けしたいと思っております。

■原作:北条司
構想約10 年(笑)、ようやくクランクインしました。実写化するなら「シティーハンター」好きの⽅にやってもらいたいなとずっと思っていた中、鈴⽊亮平さんが冴⽻獠役をやられるという企画をいただきました。それから⻑い時間がかかりましたが、亮平さんの情熱が絶えなかったおかげでようやくこの⽇を迎えることができました。撮影も⾒学させてもらいましたが、現場が和気藹々ととても楽しそうで、撮影も細部まで妥協がなく素晴らしかったです。いい役者さんたちとスタッフに関わっていただけていることを感じて、とても楽しみになりました。語弊があるかもしれませんが、漫画的な表現にこだわらず、映画的なリアルな⾯⽩さを追求してもらえたら嬉しいです。

■監督:佐藤祐市
どこで聞いたのか?定かでは有りませんが鈴木亮平くんがシティーハンターの大ファンだった。と言うのは結構前から知っていました。もしかしたら、直接ご本人に聞いたのかも知れません。
スタッフ・キャストに助けられながら、素敵な「アクション(もっこり)エンターテイメント」を目指して皆んなと共に突き進んで行きたいと思っています。
お楽しみに。

■エクゼクティブ・プロデューサー/高橋信一(Netflix コンテンツ部門 マネージャー)
以前、鈴木亮平さんとご一緒した作品を通して彼の作品にかける情熱と献身性に魅入られ「またいつかご一緒したい」と強く思っていました。原作、アニメーションを通して、獠と香たちの物語を追いかけ続けてきた者として、亮平さんが冴羽獠役を演じ、「現代の新宿を獠たちが疾走する背景にはどんな大騒動があるのだろう?」と想像するだけで興奮が隠せません。全世界で愛される「シティーハンター」の原作の魅力を引き出し、更に見たことのない実写化を佐藤監督、キャスト・スタッフの皆様と目指していきます。

【作品情報】
Netflix映画「シティーハンター」
2024年 Netflixにて全世界独占配信

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