カタールW杯での「ラクダ風邪」感染に注意を 恐ろしい中東呼吸器症候群

カタールで開催中のW杯から帰国するサッカーファンに、「ラクダ風邪」の注意報が出されている。サポーターたちには、死に至る可能性も伴う咳や嘔吐、発熱などの呼吸疾患の症状に注意するよう呼びかけられた。

中東呼吸器症候群(MERS)はラクダとの接触から伝染する病気で、英国保健省は、トーナメントから帰還したサッカーファンが同症候群に感染している可能性があることを医師らに警告。病気の兆候を注意深く診断することを促している。

「イギリスでの感染リスクは非常に低いものの、ラクダなど特定の因子に晒されるリスクがある人々には高くなる可能性がある。MERSはラクダとの接近、もしくは低温殺菌されていないラクダの乳など、ラクダ由来の食品を食べることで感染する」と説明している。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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