高橋洋子が水木一郎を追悼「アニソンを世界に広げた第一人者です」

歌手の高橋洋子が14日、都内で行われた『JOYSOUNDカラオケランキング授賞式2022』に出席した。高橋が担当したアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌の『残酷な天使のテーゼ』が過去30年間で最も歌われた楽曲に輝いた。

1位となった高橋は「1995年にこの楽曲を歌わせてもらってから27年が経ちました。27年間たくさんのみなさんに、この楽曲を愛し、歌っていただく機会に恵まれました。私自身もこの楽曲と出会えたことで、本当にたくさんのみなさんとお会いする機会をいただきました。デビュー当時はこのような形で、受賞をするなんて想像もしていませんでした。長く続けてこれましたのも、楽曲を愛してくださる方、カラオケを歌ってくださる方、関係者各位と大変お世話になりました。ありがとうございます」と喜んだ。

『残酷な天使のテーゼ』は高橋にとってどんな存在なのかと聞かれると「この楽曲は最初に歌った1995年はなんとなく人気があったくらいだったと思います。そのあとに度重なる再放送、そして長い年月を経て、最近はコロナでステイホームとなった状態でみなさんが、配信を通して新たにテレビシリーズから見てくださいました。世界中でそういう現象が起きていました。そのような楽曲と出会えたことが、私にとって天からのギフトだなと思っています。世界でも愛され続けている同曲については「アニソンは国境を越える最強のパスポートだなって実感しています。これからもこの曲が、いろんな出会いをつないでくれたらいいなって思います」と力を込めた。

授賞式終了後に、6日に肺がんで亡くなったアニメソングの帝王こと歌手の水木一郎についてコメントを求められると「先月、長野の方でご一緒させていただいて、そのときは車イスでご登壇されていました。私たちにとって、水木一郎さん、アニキはアニソンを世界に広げた第一人者としてやって下さった方でした。まさにレジェンドだと思います。私たちにとって素晴らしいアニキでした。そして本当に悲しいし、言葉でなにかお伝えするというのは難しいんですけど、最後までステージに立つことを諦めず、生涯現役を貫き通した、尊敬する大・大・大先輩です。心よりお悔やみを申し上げます」と悼んだ。

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