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長崎県雲仙市千々石町の橘神社は、新年の初詣客向け御朱印の揮毫(きごう)に追われている。参拝客への応対や神事の合間の作業になるため、宮司も神職も大忙しだ。
例年8万~9万人が初詣する同神社。御朱印集めブームもあり、令和への改元後の2020年から正月用の御朱印を授けている。
23年の御朱印は、干支(えと)の卯(う)にちなんだウサギと同神社名物の巨大門松などの絵柄と、龍(じゃ)と南天の絵柄の2種類。1枚800円。今月7日から橘昌樹宮司と妻で神職の豊美さんが揮毫している。
新型コロナ禍の分散参拝を促すため10日から幸先詣(さいさきもうで)を受け付け、御朱印も先行して頒布している。橘宮司は「希望者全員に授けるので、ひたすら書き続ける」と話し、一文字一文字に「良い年を」の願いを込める。