職員が着物姿で接客 「苦しい、面倒」イメージ払拭へ 那須信用組合黒磯西支店

着物姿で接客するイベントを実施した(右から)那須信用組合黒磯西支店の井出支店長、大森さん、人見さんとロマノさん

 伝統的な和装を身近に感じてもらおうと、那須塩原市豊浦の那須信用組合黒磯西支店(井出学(いでまなぶ)支店長)は15日、窓口担当の職員が着物姿で接客するイベントを行った。

 着物での街歩きイベントなどに取り組む同市若葉町の呉服販売業「ムーンシルク」代表のロマノ真由美(まゆみ)さん(59)が企画。同支店の人見友美(ひとみともみ)さん(32)と大森裕美(おおもりひろみ)さん(46)がロマノさんのサポートを受けて着物姿になった。

 この日は年金支給日とあって、来店客の多くはお年寄り。人見さんは「着物を着ると気分が違う。お客さまからも『雰囲気が変わるね』と声をかけてもらえる」と笑顔。大森さんは「着物を着る機会はめったにないが、動きやすくて苦しくない」と話した。

 ロマノさんは「多くの人に着心地の良さを体験してもらうことで、『苦しい、面倒』という着物のイメージを払拭できれば」と願っていた

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