【新日本】後藤&YOSHI-HASHIが『WORLD TAG LEAGUE 2022』二連覇を達成!YOSHI-HASHI「ゴッちゃん、ありがとう!」

新日本プロレスは12月14日(水)、宮城・仙台サンプラザホールにて『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』最終戦を開催。

『WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022』
日時:2022年12月14日(水) 17:00開場 18:30開始
会場:宮城・仙台サンプラザホール
観衆:2,031人

ダブルメインイベントとして行われた『WORLD TAG LEAGUE 2022』優勝決定戦は、後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvsカイル・フレッチャー&マーク・デイビスで争われた。

『WORLD TAG LEAGUE』公式戦では毘沙門(後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)がオージー・オープン(カイル・フレッチャー&マーク・デイビス)に黒星を喫しているだけに負けられない戦いが始まった。

場外でも激しくやり合う両チーム。

勝負所で毘沙門がフレッチャーを捕らえ消灯から奈落を決め3カウントを奪取。

見事、毘沙門が『WORLD TAG LEAGUE』二連覇を達成。

<試合結果>

▼第9試合 時間無制限1本勝負
ダブルメインイベントⅡ『WORLD TAG LEAGUE 2022』優勝決定戦
YOSHI-HASHI 〇
後藤 洋央紀
vs
カイル・フレッチャー ×
マーク・デイビス
28分22秒 奈落→片エビ固め

※毘沙門が『WORLD TAG LEAGUE』2連覇

試合後、勝利を手にしたYOSHI-HASHIはYOH&ラッシュもマイクで呼び、CHAOSとして共に優勝の喜びをわかちあった。

➡次ページ(試合後バックステージコメント)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

▼試合後バックステージコメント

デイビス「愛してるよ」

フレッチャー「(ガックリと顔を落として)オレも愛してる。だけど、今日は無理だった」

デイビス「オマエを誇りに思う。人生の3年を一つの目標に捧げる気持ちが分かるヤツはいるか? 目の前にキャリアの頂点があるのに、そこに手が届かない気持ちが分かるか? 契約もデカい会社のサポートもない状態でコロナ禍を過ごす気持ちが分かるか? オレたち2人きりで、オーストラリアから動けずに、次に自分らの身に起こることも分からない。次にどこかのリングに上がれるのがいつなのかも分からない。いつ『WORLD TAG LEAGUE』に出場する機会を得られるかも分からないんだ。これがどんな気持ちか分かるか? ここにいるどのチームもこの気持ちを想像できないだろ! 毎晩、星取表を見るのがどんな気分か分かるか? オレたちはキャリアの3年を失ったんだ! これがどんな気分か分からないだろ! 苦悩と先が分からない不安だ! オマエらマヌケどもにはこの気持ちが分からないだろ! だけど、カイル・フレッチャーとオレは、それがどんな気分か知ってるんだ。この悲しみと痛みを知ってるんだよ。今日はここセンダイで『WORLD TAG LEAGUE』のトロフィーを懸けてビシャモンと対戦することで、オレたちのキャリアの頂点にたどり着いた。オレたちは負けたけどな。オレたちは10月にFTRに負けて、今日はビシャモンにやられた。『WRESTLE KINGDOM』にオージー・オープンの席はない。オレたちはこれからオーストラリアに帰らないといけない。次に何が起こるかも、オレたちの未来に何があるかも分からないんだ。だけど、心の中で分かっているのは、オレたちはこの負けを受け入れるということ。今回の負けがオレたちを奮い立たせてくれる。敗北の痛みがオレたちをイラつかせる。オレたちは寝ることも、食べることも、息をすることもできなくなる。唯一できるのは、今回の勝利を取り戻そうと考えることだ! オレたちがこの先どうなるのかは分からない。(拳で床を殴りながら)ただ、打ち倒されて負けるたびに、オレたちはもっと強くなって戻って来ることだけは分かってる! オレたちはより熱い炎を胸に抱いて戻って来るんだ! 確かにセンダイでオレたちは負けた。だけど、オレたちはこれで終わりじゃない。絶対に終わりじゃない! 2022年はオレたちがみんなに自分らが何者かを見せる年だった。オレたちは毎日ここに立ち、オレたちが世界一のタッグチームだと言った。今でもそう思ってる! オレたちと同じ経験をしたタッグチームはいない! ベストを尽くして、本気を出せ。オレたちはもっと強くなって、もっと強いハングリー精神を持って、もっと良いチームになって戻って来る。オレたちが世界を回す! カメラを止めろ!」

フレッチャー「(デイビスと一緒に立ち上がり)オレたちは戻って来る…オレたちは戻って来るんだ…」

後藤「大好きな仙台でこうして2連覇。最高の形で『WORLD TAG LEAGUE』を締めくくることができました。(YOSHI-HASHIに向かって)ありがとう!」

YOSHI-HASHI「ゴッちゃん、ありがとう!」

後藤「ヨッちゃーん!」

YOSHI-HASHI「ありがとう。去年優勝したけど、心残りだったのがこの……(体についた銀の紙テープを掴んで)何だろう? 終わった後にさ、このドカーンといってたこのキラキラ? これさ、去年、(『WORLD TAG LEAGUE』と同時開催の)『SUPER Jr』の決勝(がメイン)だったでしょ? 『SUPER Jr』の決勝がメインであるべきだったと思う、本当に。『G1』があってさ、『SUPER Jr』がセミっていうのはオレは納得いかないよ、正直。あれで良かったと思う。ただ、心残りだったのがこの銀紙のキラキラ。このキラキラができなかったことがさ、凄い心残りで、今年それが実現できたっていうのは凄く嬉しい。オレが入門してデビューしたばっかりの頃かな? ある先輩と試合が終わった後、『このキラキラ浴びたいです』って話をしてたんだよ。でもね、その先輩に言われたんだよ。『オマエではこんなキラキラ浴びれないだろう』って。それさ、オレずっとずっと思ってたの。でもさ、今日こうやってこのキラキラを浴びることができてさ、凄い嬉しかったしさ、他人の言葉とかさ、周りのことだけでさ、オレ自身の人生もそうだしさ、他の人の人生も左右されるはずがないから。自分の意思と少しの仲間がいたら、きっときっと明るい未来は訪れると、オレは今日確信したし、去年オレが言った『なりたい自分になる』。今年なれたかと言ったらさ、正直なれなかったかなって思う。だから、今年こそはなりたいなって思いました、ゴッちゃん」

後藤「なれたんじゃないの?」

YOSHI-HASHI「まだまだオレもゴッちゃんもなりきれてないと思うし、まだまだいけると思うから」

後藤「そうだね。新日本のタッグのベルトがここにない時点で、オレはまだまだいける。いかなければいけないというふうに思います。YOSHI-HASHIがどう思ってるか……ごめん! ヨッチャンがどう思ってるのか分かんないけど、次狙うのはこの新日本でのタッグベルト、そこ1本じゃないかなと思います」

YOSHI-HASHI「もちろん。オレたちはまだまだ絶対もっともっといけると信じているし、もっともっといきたい、必ず。とりあえず次の東京ドームでしょ。IWGPタッグのベルトを、新しく生まれ変わった毘沙門がベルトをいただきます」

後藤「オレたちが新しい歴史を作ってやるよ!」

<写真提供:新日本プロレス>

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