浅草に「平成中村座」が完全復活! 中村屋ファミリーの1年に密着

フジテレビ系では12月23日に、歌舞伎の名門・中村屋一門がいかにして400年の伝統を継承し技を伝え続けるのか、その奮闘に密着したドキュメント・シリーズの最新作「密着!中村屋ファミリー 浅草に平成中村座が完全復活!歓喜と熱狂の大舞台SP」(午後9:00)を放送する。

番組では、中村屋躍動の1年に密着。エンタメ界がコロナ第7波の猛威に苦しむ中、中村屋は一丸となって逆境に立ち向かい歌舞伎の新作に挑戦。さらに亡き中村勘三郎が愛した地・浅草で「平成中村座」を復活させる。しかしそこまでには大変な道のりがあった。なぜ歌舞伎の公演は続けることができたのか? 中村屋ファミリーの1年と中村勘九郎と息子の勘太郎と長三郎、そして中村七之助の奮闘を追う。

勘九郎は「『平成中村座』の復活は夢だったので、さぞ何かを感じるんだろうなと思ったんですけど、10日くらい海外旅行へ行って自宅に帰ってきた時の感覚、ちょっと久しぶりな感じがする、あんな感覚しかしなかったです(笑)。『平成中村座』で新作がかかったのが初めてなので、これで何でもできる“無敵の小屋”になったなっていうのは思います」と胸の内を明かす。

七之助は「10月、11月は勘太郎と長三郎にMVPをあげたいなと思います。もちろんうちの兄は別として(笑)。新作はあの2人に支えられている部分もあるので。重要な役を任されて2人ともとても楽しんで仕込んで、緊張感を持ってやっていたので、とても若手が躍動したというか、子役ですけどね、うれしかったです」と話す。

前田愛は「今年はもうあっという間に過ぎてしまって、振り返る暇もなかったというか。でも振り返ってみると、結構いろいろしてきたなっていう自信というか、みんなで頑張ってきたという感じは今、あります。勘太郎と長三郎は、自分の体が大きくなるということがすごくうれしいんだと思うんです。だから何かこうワクワクしていて楽しい気持ちのまま、難しいことも困難なこともあると思うので、頑張れと思っています」とすっかり母の表情だ。

© 株式会社東京ニュース通信社