東・西日本の日本海側 来週にかけて大雪のおそれ 年末年始も寒気の影響受けやすく 1か月予報

 気象庁は15日(木)、向こう1か月(12/17~1/16)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けやすいため、向こう1か月の気温は、東・西日本と沖縄・奄美で低い見込み。北日本は、期間の前半は気温の変動が大きい所がありそうだ。降雪量は、北・東・西日本の日本海側で多い見通し。特に、東・西日本の日本海側は、期間のはじめに降雪量がかなり多くなる可能性がある。

週ごとの天候

 1週目(12/17~12/23)は、寒気の影響を受けやすく、西日本と沖縄・奄美は低温となりそうだ。冬型の気圧配置となりやすい東・西日本の日本海側は、降雪量がかなり多くなる可能性がある。

 2週目(12/24~12/30)は、西日本で気温の低い状態が続く見込み。東・西日本の日本海側は、気圧の谷や寒気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雪(雨)の日が多くなりそうだ。一方、北日本は北海道を中心に、平年より気温が高くなる所がある見通し。

 3~4週目(12/31~1/13)は、寒気の影響を受けやすく、全国的に低温傾向が見込まれる。天候は平年と同様で、日本海側は曇りや雪(雨)の日が多くなりそうだ。

北海道に高温に関する情報

 北海道は20日(火)ごろまで寒気の影響で気温が低く、かなり低い日もある見込み。ただし、その後は暖かい空気が流れ込み気温が高くなり、22日(木)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。来週にかけては、気温の変動が大きくなりそうだ。このため、札幌管区気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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