住民が色とりどりの電飾 龍神村福井「クリスマス気分楽しんで」

建物やモミの木を鮮やかに彩るイルミネーション(14日、和歌山県田辺市龍神村福井で)

 和歌山県田辺市龍神村福井の横畑と呼ばれる集落で、地元住民が観音堂前の広場や会館にさまざまな色のイルミネーションを設置している。クリスマス気分を楽しんでもらおうと企画したもので、今回で3年目。高さ約5メートルあるモミの木も立てて、クリスマスツリーとして鮮やかに飾り付けている。

 今年は、横畑に住む黍野美恵さん、中畑良治さん、榎本殖美さんの3人で飾り付けをした。周囲から見やすいよう高台にあるこの場所を選んでおり、点灯時は観音堂の一帯が鮮やかに輝いて見える。近所では「横畑ルミナリエ」という名称で親しまれている。

 作業は1日がかりで行った。龍神村内の山主から提供してもらったモミの木を運び入れて飾り付け、発光ダイオード(LED)電球を取り付けた。集会所の軒下からは光の滴が流れ落ちるように見える電飾を設置し、金網にはベルやトナカイをかたどった電飾なども取り付けている。

 ソーラーパネルを活用して自動で点灯するようにしており、点灯時間は午後5時~10時ごろ。クリスマス後も、年明けまで続ける予定という。

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