【漫画】“怖カワ”にハマる『僕の奥さんはちょっと怖い』は読み進めるほど「羨ましい夫婦!」の声

かつて憧れだった先輩で、完璧な奥さんとして家庭を切り盛りする白浜さんと、どこかトボけた後輩の清水くんとの新婚生活を描いた作品『僕の奥さんはちょっと怖い』(講談社)が話題を呼んでいる。よくある“ツンデレカップル”ともどこか違う、新しい夫婦のかたちが評判を呼び、読者からは「羨ましい夫婦!」「怖そうだけど、なぜかカワイイ」との声が寄せられている。

『僕の奥さんはちょっと怖い』はコミックDAYSにて絶賛連載中! 回を追うごとに可愛さを増す“怖すぎる”白浜さんに注目!

作者は、週刊連載のアシスタントを経験後、『やたらとイケメンな男子高校生の話』(スクウェア・エニックス)や『外面男子の清水くん』(祥伝社)などを手掛ける漫画家の栗田あぐりさん(@kurita_aguri)。微妙な人間関係を鮮やかな筆致で描く栗田さんは、この作品にどのような思いを込めたのだろうか。話を聞いた。

「清水くんの両親の話を描いてみたい」

栗田さんによれば、もともとこの作品は、Twitterで発表した『外面男子と不器用女子がいい感じになりそうでならない話』がベースになっているという。「『外面男子〜』に登場する主人公・清水くんのお母さんが、『僕の奥さん〜』の白浜さんというキャラクターです。もともと、清水くんのキャラクターを気に入っていたので、少し展開させて両親の話を描いてみたいなという気持ちで、『僕の奥さん〜』を描き始めました」。この経緯から生まれた『僕の奥さん〜』はTwitterで好評を博し、今現在、講談社より全5巻まで発表されるほどのヒットとなっている。

『僕の奥さんはちょっと怖い』作品1

『僕の奥さん〜』の大きな魅力は、完璧主義でありながらどこか可愛らしさを感じさせる白浜さんのキャラクターだ。この点について、栗田さんは「巻数を重ねるごとに夏菜さんがマイルドになっていくので“ちょっと怖い”感じを崩さないように気を付けています」と話す一方で、「内面を掘り下げていく中で、次第に愛着あるキャラになりました。ここまで可愛い内面をお持ちとは……と、いつも描きながら思っています」と、作者自身も驚くほどの可愛らしさが、読者を惹きつけているのだろう。

『僕の奥さんはちょっと怖い』作品1(温泉)

今後、描きたいテーマや作品については、「テーマは特にないのですが、『もうお腹いっぱいだよ』と、言われるくらい幸せを詰め込んだ漫画を描きたいです」と話してくれた。これからも、暗いニュースが多い世の中を、明るい照らすような作品を描いてくれることだろう。

■栗田あぐりさんInformation

▶栗田さんも参加!
『3社合同どきどき社恋愛ラブコメフェアが開催!』

栗田さんも参加するラブコメフェアは12月22日から!

一迅社、ジーオーティー、講談社の3社が、出版社の垣根を超えてフェアを開催!2022年12月22日以降、全国のフェア実施書店で『先輩がうざい後輩の話』、『がんばれ同期ちゃん』、『僕の奥さんはちょっと怖い』のコミックスをお買い上げいただいた方に、”お仕事おわりの冬デート”をテーマにした至極の描きおろしイラストカードを、1冊につき1枚、ランダムでプレゼント

▶Twitter /
https://onl.tw/PwqDffF

▶栗田さんの単行本情報は下記より!
https://onl.tw/KaFQ1Zh

(よろず~ニュース特約・橋本未来)

© 株式会社神戸新聞社