飼いネコのトイレ利用を通知 ビーズスタイル、サービス提供

ビーズスタイルの「ネコミル」。通信機能付きカメラ(左)でトイレを撮影し、ネコが使うと通知する

 ITサービスのビーズスタイル(岡山市北区問屋町)は、飼いネコのトイレの利用を検知して通知するシステム「ネコミル」を開発した。排せつの頻度の変化が病気の察知に役立つといい、レンタルサービスとして愛猫家に売り込む。

 通信機能の付いたビデオカメラをトイレが映る位置に設置し、AI(人工知能)による画像認識で利用をチェックする仕組み。ネコが使用するたびに、スマートフォンやタブレットに画像付きでメッセージが届き、外出先でもネコの排せつ状況を把握できる。尿路結石を発症したネコはトイレの回数が増えるなど、病気で利用頻度が変わることがあり、異変に気付きやすくなる。

 開発はネコの好きな社員が提案。トイレとカメラが一体になった他社の市販品を買ったところ、飼いネコが警戒したため、使い慣れたトイレで使えるシステムに需要があると考えたという。

 レンタルでサービス提供しており、月額料金は1カ月目が3万800円、2カ月目以降が3300円。同社は「ネコは腎不全や膀胱炎など泌尿器疾患にかかりやすく、尿ケアが欠かせない。システムを導入し、ネコの健康管理に役立ててもらいたい」としている。

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