ミズノから2名!カタールW杯で「3大メーカー以外のスパイク」を履いてゴールした選手たち

カタールワールドカップも残すところ3位決定戦と決勝戦を残すのみとなった。

今大会ここまでの62試合で生まれたゴールは165。その多くは、3大メーカーであるadidas、Nike、Pumaのスパイクを履いた選手たちによるものだ。

しかし、数は少ないながらもそれ以外のメーカーのスパイクを履いて得点した選手たちもいる。今回はそんな“レアキャラ”たちを紹介したい。

ブカヨ・サカ(イングランド)

まずは今大会ブレイクした選手の一人であるイングランド代表FWブカヨ・サカ。アーセナルで冨安健洋の同僚として知られる21歳のアタッカーだ。

着用スパイクは、圧倒的な加速性能でゴールに向かうプレーヤー向けたNew Balanceの新作『フューロンV7 PRO』。

サカは初戦のイラン戦でいきなり2ゴールを決めて6-2の大勝に貢献すると、ラウンド16のセネガル戦ではフィル・フォーデンのパスを軽く合わせて決定的な3点目をあげた。

ラヒーム・スターリング(イングランド)

同じく、イングランド代表FWラヒーム・スターリングもNew Balanceの『フューロンV7 PRO』を着用していた一人(このグレーはStone Islandとコラボした特別カラー)。

初戦のイラン戦ではワールドカップ3大会目にして記念すべき初ゴールを決めた27歳だが、その後、自宅が空き巣被害に遭ってしまい急きょ帰国を余儀なくされた。

それでもフランスとの準々決勝を前にチームへ再合流。フランス戦では1-2となった直後にサカと交代で出場している。

ティモシー・ウェア(アメリカ)

現役時代「リベリアの怪人」の異名を取り、現在はリベリア大統領を務めるジョージ・ウェアの息子、ティモシー・ウェア。

ニューヨークのブルックリン生まれでアメリカ国籍を選択した22歳のFWは、初戦のウェールズ戦で先制点を決め、ワールドカップに出場できなかった父の無念を晴らした。

着用スパイクは地元アメリカのメーカーであるNew Balanceの『テケラV4 PRO』。今大会ではプレーに粗さが目立ったが、26歳で迎える4年後の北米大会では期待したい。

キム・ヨングォン(韓国)

ポルトガルがラウンド16進出決定済みでターンオーバーをしたとはいえ、グループ最終戦で欧州の強豪に劇的勝利をあげた韓国。貴重な同点弾を決めたのはDFキム・ヨングォンだった。

2010年にFC東京でプロデビューを飾り、その後も大宮アルディージャやガンバ大阪といったJリーグクラブで活躍。ワールドカップでは4年前のドイツ戦に続く2大会連続ゴールとなった。

当時もMizunoの『レビュラ2』を履いていたが、今大会では『モレリアネオ3 JAPAN』を“相棒”として選択している。

田中碧(日本)

ラウンド16進出をかけた運命のスペイン戦、日本の決勝弾をあげたのは24歳のMF田中碧だった。

ライン上に1ミリ残すスーパーアシストを記録したのが幼馴染の三笘薫だったこともあり、「鷺沼兄弟」によるゴールは国内外で大きな話題となった。

田中は今大会、新作であるアジュールブルーパックのMizuno『モレリア2 JAPAN』も使用していたが、スペイン戦では通常カラーの白を履いていた。

おまけ:アブデルハミド・サビリ(モロッコ)

メーカーロゴのないスパイクを着用していたのが、今大会で大躍進を遂げたモロッコ代表のMFアブデルハミド・サビリだ。

イタリアのサンプドリアでプレーする26歳は、真っ白なスパイクを着用。2戦目のベルギー戦では決勝点となるフリーキックを決めてみせた。

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スパイク自体はNikeの『ズーム マーキュリアルヴェイパー15』。今年10月からホワイトアウトのモデルを履き始めており、契約メーカーを募集中とみられる。

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