寒くなると飼い主さんと寝たがる猫は7割! 猫のための冬の寝床の整え方

気温が低くなる冬。愛猫が一緒に寝たがっていると感じることはありますか? どんなときに、どのような寝方で飼い主さんと一緒に寝ているのかアンケート調査を実施。また、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、猫が一緒に寝たがる理由と冬の寝床の整え方を伺いました。

愛猫は一緒に寝たがる? 冬の寝床の変化

引用元:

寒い季節の猫との寝方についてのアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)

「ねこのきもちアプリ」が2022年11月に実施したアンケートによると、冬になると愛猫が一緒に寝たがると感じている飼い主さんの割合は70%でした。就寝時はもちろん、就寝中も布団の中に入れてと催促してくるため、夜中に起こされる飼い主さんもいるようです。

どんなとき、どのように寝ていますか? アンケートの回答

「寒くなると布団に上がってきて、夫婦の間で寝る」
「猫の方から布団に入ってきて、腕枕で一緒に寝る」
「飼い主の枕元に置いてある猫のベッドで寝るようになる」
「気がつくと、隣で枕に頭を乗せて寝てる」
「布団に入り、毛布をふみふみしながら寝る」
「夏は布団の上で、冬は布団の中で一緒に寝る」
「朝方や寒いときに、布団に入ってくる」
「最低気温が一桁になると、朝必ず布団に潜り込んでくる」

なかには、飼い主さんに迷惑をかける猫も……

「夜中にチョイチョイして人を起こし、布団を上げさせる。そして、腕枕で寝る」
「頭突きして人を起こし、人の体の上を縦断して股の間で寝る」
「夜、枕を半分占領し、おしりを人の顔にくっ付けて寝る」
「両脇に1匹ずつ、足の間に1匹。暖かいですが寝返りは打てません」

夜に限らず、昼寝どきもくっ付きたくなる猫もいるようです

「ソファに座る主人の足の間で寝ている。夏場は見せない行動」
「明け方しか上に乗って来なかった猫が、時間を問わず上に乗ったり、毛布の中に入ってきたりする」

【獣医師取材】寝床の工夫は? 猫が一緒に寝たがる理由

引用元:

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――寒くなると、飼い主さんと寝たがる猫がいるようです。猫が、飼い主さんと一緒に寝たがる理由はなんでしょうか。

岡本先生:
「体温が温かいからだと思います」

――猫と飼い主さんが一緒に寝ない場合は、寝床をどのように工夫してあげるといいしょうか。

岡本先生:
「フローリングの上は底冷えするので、カーペットの上などに寝床を置くとよいかと思います。また、置き場所は窓から離れた位置のほうがいいでしょう。猫自身で温度が調整できるようにフリースや毛布、タオルケットなどを用意してください。ほかには、動物用の保温マットを使用するのもいいでしょう」

――冷たい空気が流れてくる場所を避け、防寒対策をするのですね。

【獣医師取材】どうする? 防寒対策をしても一緒に寝たがる場合

引用元:

ねこのきもち投稿写真ギャラリー

――寝床に充分な防寒対策をしても愛猫が一緒に寝たがる場合は、それでも問題ないのでしょうか。

岡本先生:
「寝床を暖かくする工夫をしても一緒に寝たがる場合は、問題ないでしょう」

――寝床の環境に問題がある訳ではないので、飼い主さんの側が好きなのかもしれませんね。

気温が低くて寒い冬は、愛猫と密着するチャンスです。一緒に布団を分け合いながら、愛猫との絆を深めていきましょう。

(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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