ソニー、熊本に半導体新工場 投資額数千億円

ソニー本社=東京都港区港南

 ソニーグループが、熊本県内に半導体の新工場を建設する検討をしていることが15日分かった。熊本県合志市が計画する新たな工業団地内が建設の候補地で投資額は数千億円に上る見込み。2025年度以降の稼働を想定する。

 新工場では、スマートフォン向けの画像センサー製造を手がけるとみられる。世界的な景気の減速懸念による需要見通しを踏まえ建設時期や投資規模を慎重に判断する。

 ソニーは既に、熊本県内で最先端のセンサーを製造している。さらに、世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)やデンソーと組んだ半導体工場の建設を同県内で進めており、24年末までの生産開始も目指している。

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