オリバー・ソルベルグ、新型シュコダでモンテカルロ参戦へ。2023年はWRC2タイトルに挑戦

 12月15日、元ヒョンデ・ワークスドライバーのオリバー・ソルベルグが、来季2023年シーズンのプログラムを発表。ドイツのトクスポーツが運営する新型シュコダ・ファビアRSラリー2でWRC世界ラリー選手権のWRC2クラスに参戦することを明らかにした。

 21歳のソルベルグと彼のコドライバーであるエリオット・エドモンドソンは、2022年シーズンの終盤にヒョンデを離れることになって以来、その去就が注目されていた。

 彼らは来る2023年に向け、戦いの舞台をラリー1からラリー2カテゴリーへとスイッチ。新型シュコダ・ファビアRSラリー2を駆り、まずは来月1月19~22日に開催される『ラリー・モンテカルロ』に挑む。

 しかし、WRC2タイトルへの挑戦はソルベルグにとって地元である第2戦『ラリー・スウェーデン』からスタートするという。これらのプログラムはドイツに拠点を置くトクスポートチームによって運営される。 

「次のシーズンが本当に楽しみだ」と語るのは、元WRC王者ペター・ソルベルグを父にもつオリバー・ソルベルグ。

「トクスポーツと一緒に仕事をすることは、僕たちの旅を続けるうえで非常に好ましい方法だ。スタッフはとてもプロフェッショナルで、まるでファクトリーチームで働いているかのように感じる。2023年に彼らと一緒に行う競争は素晴らしいものになるだろう」

「WRC2の競争力の高さは誰もが知っているし、多くの強力なドライバーやマシンと戦うことは素晴らしいことだ」。
 
「また、モンスターエナジーカラーをふたたび身にまとうことができ、とても光栄に思っている。彼らは僕と僕の家族とともに長い間過ごしてきた」

 トクスポーツでの初陣となるラリー・モンテカルロは「大きな挑戦になる」と語ったソルベルグ。一方で彼は、WRC2エントリーの初戦となる第2戦スウェーデンに重きをおいている。

「モンテはいつだって大きな、それは大きな挑戦だ。天候がどうなるか分からないし、本当に何が起こるか分からないイベントなんだ。このラリーでクルマとチームについてもっと理解したいと思っているが、僕にとっては次のスウェーデン戦からが重要に」 

「想像のとおり、僕はラリー・スウェーデンが大好きだ。僕たちの家ではいつも大きな1週間だった。WRC2でスコアを数え始めるのに、これ以上の場所は考えられない」

「新しい冒険を始める準備はできているよ」

2023年からデリバリーが開始される新型シュコダ・ファビアRSラリー2

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