お帰り!「3扉車」 西武バス90周年記念 里帰りの車両を「笹カラー」に復元 「大感謝祭」でお披露目

大感謝祭で披露された3扉車(西武バス提供)

 西武バス(埼玉県所沢市)が創業から90周年を迎え、同市山口の西武園ゆうえんち駐車場で「大感謝祭」を開催した。かつて同社が運行していた車体3カ所に扉がある「3扉車」が展示されたほかグッズ販売なども行われ、親子連れら約3800人でにぎわった。

 3扉車は1990~2000年代に上石神井と高野台の営業所で運行しており09年、近江鉄道(滋賀県)に複数台を譲渡した。西武バスは90周年に合わせ、最も古い車両を買い戻した。イベントでは「笹カラー」と呼ばれる同社の塗装を施して披露された。

 オークション形式による部品の販売や「こども縁日」も行われた。

 西武バスは1932年12月に設立。今年3月時点で乗り合いバス811台と高速バス39台を所有し、系統数は470本、高速バス12路線を擁する。

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