愛猫が寄り添ってくれていると感じたことがあるかどうか、今回は飼い主さんにアンケートを実施し調査しました。さらに愛猫が寄り添ってくれたと感じた場面についてもお聞きしたところ、心温まるエピソードがたくさん寄せられました。また、そもそも猫は人を気遣うことができるかなどについて、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に教えていただきました。
アンケート結果とエピソードの発表!
引用元:
猫が寄り添ってくれた経験についてのアンケート(ねこのきもちWEB MAGAZINE)
7割を超える飼い主さんが、猫が寄り添ってくれたと感じたことがあると回答してくださいました。それでは、飼い主さんがどのようなとき、愛猫はどんなふうに寄り添ってくれたのかを見ていきましょう。
体調が悪いとき寄り添ってくれた
「病気療養中、枕元で看病するようにしていた」
「体調が悪くて発熱して寝ていたら、普段は胸の近くで寝ないのに気づいたら腕に収まるように寄り添ってくれていた」
「具合が悪くて寝込んでいるときに、心配して様子を見にきてくれました」
体調が悪いときは、辛く不安な気持ちになります。そんなとき愛猫が近くで見守ってくれていると、何よりも励みになりますよね。
泣いているときに猫がそばにいてくれた
「泣いていると近くに来てずっと待ってくれている」
「寝転がりながら泣いていたとき、近寄ってきたな、と思ったら頬を舐めてくれました。慰めてくれているようでちょっと元気になれました」
日々過ごしていると泣いてしまう日もあります。愛猫が近くにいてくれたり、頬を舐めてくれたりすることで、温かい気持ちになれますよね。味方のような存在がそばにいてくれることは、大変心強いものです。
気分が落ち込んだときや心配な気持ちのとき支えられた
「旦那とケンカして気分が落ち込んでいたとき、目の前でキョトンとした顔で見てくるので、癒やされました」
「1匹が痙攣発作から、人工呼吸器をつけ、99.9%危ない状態のときでした、心配で心配で……。そんな気持ちを読み取ったのか、大丈夫だよ。きっとお兄ちゃん助かってくれるよ。と言ってくれているかのように、時々私の顔を見ながら、しばらく私の膝元に座ってくれていました」
気分が落ち込んだときや大きな心配事があったとき、寄り添ってくれているように感じたとの回答です。愛猫の存在が、日常の大変な場面で癒やしや支えになることがあるのですね。
普段から一緒にいることで分かる愛猫の存在の大きさ
「いつもよりも長い間側にいてくれた」
「本当にいつもいつも側にいてくれる。辛いなぁと思っても、このコがいるから何でも頑張ろうと思える!」
普段からそばにいるからこそ気付く違いもあるようです。また、いつも一緒にいてくれることこそが、猫が寄り添ってくれている証だという飼い主さんの声もいただきました。飼い主さんと愛猫がお互いに信頼を寄せあっている様子がうかがえますね。
そもそも猫は人を気遣うようなことができる?
引用元:
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
――思わずほっこりするようなエピソードがたくさん寄せられました。猫はそもそも人を「気遣う」ようなことはできるのかについて、教えてください。
岡本先生:
「そうですね。人を気遣っているような行動をとることはあると思います」
――飼い主のどのような行動に反応するのでしょうか?
岡本先生:
「飼い主をグルーミングしたり、仕事中に大人しく待ったり、いつもと様子が違うと側に寄ってくることがあります」
――猫が人を気遣うようなシーンは、日常の中にたくさん隠れているのですね。先生、ありがとうございました。
体調や気持ちが辛いときに、愛猫が寄り添ってくれたと感じたという声が多く寄せられました。また、普段から一緒にいること自体が、猫が寄り添ってくれているのだという回答もありましたね。
日々の生活の中でも、猫が飼い主さんを気遣うような行動をとることが分かりました。健気な愛猫の姿に、心癒やされる飼い主さんも多いのではないでしょうか。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/平岡紗季
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。