JR奈良線、複線化で京都ー新田間の普通が6分短縮 朝の列車増発も 23年3月

宇治川を通るJR奈良線の電車(京都府宇治市)

 JR西日本は16日、3月18日に実施するダイヤ改正を発表した。京都と奈良を結ぶ奈良線(京都―木津、34.7キロ)の第2期複線化事業終了に合わせ、同日から新ダイヤを運用する。京都―新田(京都府宇治市)間の平日朝の所要時間が普通電車で平均6分、区間快速・快速で同2分それぞれ短縮される。

 JR西によると、京都―新田間の平日朝の所要時間は、普通電車が現在の31~44分から28~35分に、区間快速・快速の23~25分が23分にそれぞれ縮まる。「みやこ路快速」での京都―奈良間の時間は、現在の49分から44分になるという。

 また、平日朝の通勤・通学時間帯に、京都―宇治間を運行する列車を1往復増やす。現在同区間で折り返している列車2往復分の運行区間も京都―城陽間に延ばす。新田駅の午前7時台の京都行き列車は、現在の7本から9本に増える。

 第2期複線化事業では、JR藤森―宇治、新田―城陽、山城多賀―玉水の計14.0キロが新たに複線となり、奈良線の複線化率は現在の24%から64%に上昇する。

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